秋田県の周産期死亡率についての現状について 1・現状 人口動態統計によると、令和元年の自然死産率(14.5)は10年前の平成22年(14.8)とほぼ同率であり、平成22年から26年までの5年間の平均(13.4)と平成27年から令和元年までの5年間の平均(13.1)を比較してもほぼ同率であることから、年ごとの増減はあるが、ここ10年における傾向としては、特別な変化が認められるものではない。 2・自然死産の原因分析について(平成30年の人口動態統計より) (1)母側、児側の病態別 ①母側の病態 ・約4割は母側に原因はなし ・約2割は妊娠に原因がある可能性が疑われている ・その他は母体の妊娠合併症に...