秋田県の周産期死亡率についての現状について 1・現状 本県では、周産期医療の専門家や県医師会のほか、消防関係者等による県周産期医療協議会が中心となり、迅速に救急搬送につなげる体制の構築をはじめ周産期死亡を回避する方策の検討等を進め、その減少に努めてきた。 なお、令和元年度の周産期死亡数は10年前の平成22年と比べ約6割の26人であるが、出生数は約7割に減少する中、周産期死亡率は、平成28年以降高い状況にある。 2・分析 周産期死亡率の改善を目指し、平成21年度から周産期死亡実態調査を毎年度実施。本県では後期死産が多く、周産期死亡率の高さに影響を与えてきた。 (1)後期死産(妊娠満22週〜出生ま...