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  • 不安解消のためのリスクコミュニケーション

    秋田県議会議員の宇佐見康人です。
    2020年も残すところ4日となりました。この一年は、新型コロナウイルス感染症(COVIDー19)の影響により思うように活動できなかった方がほとんどだと思います。
    昨年の12月にはCOVIDー19の脅威が台湾から報告され、私自身も1月初旬に警戒感を持ちはじめ、感染症やリスクベネフィット、トレードオフの関係性などを本格的に勉強することができました。今年は2月の福祉環境委員会からことあるごとにリスクコミュニケーションについて県当局に要望などをしてきました。
    このような状況下では、如何に正しく怖がることが出来るかが重要であり、不確かな情報に踊らされたり、憶測を拡散させたりすることが、間違った対策に繋がってしまうということが勉強させられた一年だったと実感しています。
    今更WHOの初動や、日本政府の初動についてとやかく言うつもりはありませんが、正しく怖がるためのリスクコミュニケーションにはもう少し力を入れて欲しかったというのが正直な気持ちです。
    行政や政治が本来果たすべき役割は、目の前の明らかな脅威がある中で人々の行動をある程度予測し、リスクとベネフィットを天秤にかけ、コストとの兼ね合いなどを調整していくことにあると思っています。
    その上で、最大限医療資源を確保し、可能な限り経済を回していくことが今でも必要なことであるという認識でおります。

    年末年始は、当然人の往来も増えます。このような事を言うと差別だと言われるかもしれませんが、感染確率を下げるためには普段合わない人との接触は極力避けるなどの対策は必要になってきます。また、高齢者や基礎疾患を持っている方は、これまで通り人混みを避けるなどの努力も必要かと思います。
    しかし、年末年始だけと言えども高齢者の方達が全く動かないとなると、それに伴い心身の健康に影響を及ぼしかねません。
    経済や人の移動を完全にストップするのは無理な話ですので、感染した際にハイリスクとなってしまう方たちの可能な限りの行動抑制を促し、感染しても症状が出にくいとされている若い人たちは最大限感染予防をし、感染しても感染させない自覚と優しさを持ち行動することが必要です。
    このブログでも何度も書いてますが、病気は新型コロナウイルス感染症だけではありません。
    感染症対策も必要ではありますが、本来の目的は「健康であること」です。

    どのような行動、どのような病気にも「ゼロリスク」はあり得ません。正しく怖がるためには、常に正しい情報と、リスクとベネフィットを図りながら活動し、社会として最適解を目指していくことだと思います。
    私たち人間ができる予防策は、手洗いウガイを徹底すること、大声で飲み食いをしないこと、体調が優れない時には積極的に休息することなどしかありません。
    東京を中心とした全国の累計の感染者数や変異種の情報などネガティブな情報だけに目を向けるのではなく、自分の日々の生活においてトレードオフの関係にあるものを考え、最適な答えを社会全体として見つけていくことが重要です。

    最後に、どんなに気をつけていても感染するときは感染します。
    万が一感染してしまった時にはみんなが早く回復する事を願い、それぞれ個人が感染を広げないために持ち場立場で自覚を持ち生活をしていきましょう。