こんにちは。秋田県議会議員の宇佐見康人です。
今日から2月定例会がスタートしました。今年は知事選があるので来年度予算は骨格予算ですが、今議会中に国の三次補正予算が盛り込まれた各種コロナ対策の予算が計上される予定です。
また、今日は知事説明が行われ所信を述べられましたが、その中でSDGsについて触れられる機会が多いような印象を受けました。
委員会や一般質問でも過去何度かSDGsの普及に向けて要望していた身からすると嬉しい限りです。
発言内容は以下のとおりです。
SDGs共通理念にあるとおり、県政は県民誰一人取り残さないという視点に立つべきであります。
当面窮地にある業種分野への支援に努めるとともに、必然的な産業構造の変化を見据え、職を無くした方への就業支援、中小企業の業態転換への支援の充実に取り組むところであり、併せて製造業分野の国内回帰や加速するICT化、自動車産業のEV化などを見据えた企業誘致と地元産業の成長分野への参入支援強化を図るところであります。
中略〜
SDGsの主要目標にあるように多様性を認め合う社会は今後の地域づくりに欠かせない要素であり、性差や性的指向、職業、社会的弱者への偏見など、あらゆる差別を廃した社会づくりに先鋭的に取り組むことが、秋田の魅力、すなわち「高質な田舎」につながるものであります。
総括していえば、明治維新後の日本の近代化、太平洋戦争後の国土の復興など歴史の大きな節目において、本県は大きな役割を果たしてきました。
まさに、今こそ我々は我が国のみならず世界的目標である地球温暖化の阻止という時代の要請を踏まえ、関連施策の的確な推進を通じ、経済基盤の強化を図るとともに、誰もが自分らしい生き方ができる寛容性に満ち心豊かに暮らせる社会を創ることが、本来人口減少対策や地域経済の活性化につながるという認識を持ち、新しい時代に果敢にチャレンジしていくべきものと確信しています。
以上のように触れています。
SDGsの推進については賛否両論ありますが、これからの新しい時代を切り拓いていく上では欠かせない視点であり、単に多様性を認めるだとか、環境に配慮するだとかという視点だけではなく、複合的に将来を見据えた次世代にとって誇れる取り組みを進めていかなければいけないと考えています。
19世紀から20世紀にかけては生産と消費が繰り返されました。当然それにより私たちは多くの恩恵を受け、今もその上に成り立った生活をしています。しかし、これからは自然環境に十分に配慮しながらの経済成長を目指していくべきです。
また、新型コロナウイルス感染症により、私たちの生活も大きく変わりました。働き方だけではなく、生き方そのものの変換点に立たされているのだと思います。
今を生きている人たちだけが満足をするのではなく、次の世代も納得できる世の中にしていきたいものです。