次に、不登校の子どもへの対応についてお伺いします。
秋田県内の小中学校の二〇一八年の不登校者数は前年度比で二七・四パーセントの増、約二〇〇人も増えてしまいました。学校に対する価値観や、保護者や子ども自身が学校に通うことへの拘りがなくなってきたのかなと感じます。
不登校に至る原因も十人十色で対策も幅広く行わなければいけませんが、生活習慣の改善で学校に行ける子と、根本原因はそうではない子がいるわけですが、義務教育の水準がトップレベルの我が県において、不登校の子どもへの対応も喫緊の課題であると思います。
生活習慣の改善でどうにかなる子どもに対しては、積極的なアプローチを図り将来のためにも学校に行かせるべきだと思いますが、いじめやその他の原因、心理的な要因で学校に行けなくなってしまった子どもに対しては、命をかけてまで登校を促す必要性はなく、他の選択肢、学校以外の居場所を提供してあげることも必要な対策であると考えています。
一方で、今以上に教師への業務的な負担や心理的な負担を増やしてしまうことは、将来的な事を考えれば得策ではありません。全ての児童生徒に誠心誠意向き合ってくれている先生たちであると信じているからこそ、いじめや不登校の子どもへの対応はより専門的なスキルが高い人の力を積極的に活用するべきではないかと私は思います。
このため、スクールソーシャルワーカーを増員して対応していくことも検討すべきと考えますが、教育長に伺います。
【前文】
【子どもに優しい秋田県に向けた取組について】
【答弁】子どもにやさしい秋田県に向けた取組について
【答弁】「参加する権利」の確保に向けた取組について
【児童虐待対策について】
【答弁】いじめの認知件数の増加要因と改善方法について
【答弁】いじめに対する相談体制について
【不登校の子どもへの対応について】
【答弁】不登校の子どもの増加要因とその対応について
【答弁】スクールソーシャルワーカーの増員について
【イージス・アショアの配備について】
【答弁】イージス・アショアの配備について