はじめに、子どもに優しい秋田県に向けた取組について伺います。
「児童の権利に関する条約」いわゆる「子どもの権利条約」を我が国が批准してから今年で二十五年となりました。子どもの権利条約は、生きる権利、育つ権利、守られる権利、参加する権利の四つの柱から構成されていますが、国や地方においても、子ども・子育て施策を進めていく上で基本とすべき指針はこの考え方だと私は思っています。
平成十八年九月に制定した「秋田県子ども・子育て支援条例」、平成二十七年三月に策定した「第2期すこやかあきた夢っ子プラン」、そして先日発表した「秋田県児童虐待防止宣言」などを基本として、本県では、子ども・子育て支援施策の更なる充実に努めています。
子どもの権利条約でいうところの生きる権利、育つ権利、守られる権利にも関わる子育て支援の施策については、本県は、全国の他の自治体と比較しても、その取組内容は上位にあると思っていますし、厳しい財政状況の中にあっても、更なる充実を図ってもらえるものと信じています。
そこで質問ですが、本県の子育て支援の取組状況と課題をどう捉えているのか、また今後、どのように支援施策の充実を図ろうとしているのか、知事にご所見を伺います。
生きる権利、育つ権利、守られる権利に関する施策は、上位であると思っておりますが、参加する権利に関しては、取組としてはまだまだ不十分と言わざるを得ません。
本県では、以前は子ども議会を開催するなど、子どもの意見を聞く場を設けていましたが、近年は行われていません。
私たち大人は、子どもはまだ正しい判断、冷静な判断が出来ないと思いがちですが、子どもたちは私たち以上に世の中を見ています。
子どもたちの意見にもしっかりと耳を傾けること、行政を含めて社会の意思決定に影響を与えることができるよう、発言・提案できる場を設けることが本県にも必要ではないでしょうか。
その提案が、結果として実を結ぶことで、子どもたちにとっても、成功体験による自己肯定感の向上や、地元への愛着などが芽生える効果も期待できます。
【前文】
【子どもに優しい秋田県に向けた取組について】
【答弁】子どもにやさしい秋田県に向けた取組について
【答弁】「参加する権利」の確保に向けた取組について
【児童虐待対策について】
【答弁】いじめの認知件数の増加要因と改善方法について
【答弁】いじめに対する相談体制について
【不登校の子どもへの対応について】
【答弁】不登校の子どもの増加要因とその対応について
【答弁】スクールソーシャルワーカーの増員について
【イージス・アショアの配備について】
【答弁】イージス・アショアの配備について