こんばんは。秋田市議会議員の宇佐見康人です。
突然ですが、私は落語が好きです。長時間の移動の時はiPhoneに入れた落語を聞きながら移動します。
落語は、言葉だけで相手の想像力をかきたて笑いを生みます。真打ちになると、会場の雰囲気を感じ取り演目を決めたりするそうです。目の前に何も無いのに、あたかもそこに本物があるような表現力で人を惹きつけます。
落語家と政治家には共通するところがあります。
落語家も政治家も、言葉で人の心を動かさなければいけません。
どんなに素晴らしいアイディアを持っていても話を聞いてもらい認知してもらわなければ政治の世界では意味がありません。
私も街頭演説をしますが、初めの頃は本当に誰も聞いてくれませんでした。駅前でやるのは完全に罰ゲームです。
なぜ話を聞いてくれないかを確かめるために友人にボスレコーダーで録音をしてもらいましたが、理由は一発で分かりました。
つまらない。何を言いたいか分からない。原稿を覚えているだけ。抑揚がない。誰に向かって話しているのか分からない。
今もそんなに成長は無いかもしれませんが、人に聞いてもらえるように話すことを心がけています。そうすると、たまにですが演説中や演説後に話を聞いてくれた人が話しかけてくれる事があります。
応援してくれると言ってくれる方や、内容に駄目出しをしてくれる方、批判的に罵る方など・・・その時その時のリアクションをすぐに受け取る事ができます。
こうして、ブログやSNSでの情報発信、紙媒体での広報、市政報告会など特定の人へのメッセージの発信方法はたくさんありますが、街頭演説ほど不特定多数の人へメッセージを発信する方法は他に無いのではないでしょうか。
特定の人へのメッセージの発信もとても重要でありますが、政治業界に対して少しでも多くの人に興味を持ってもらうためにはやはり街頭演説は重要です。
こんなに講釈を垂れていますが、ここ一ヶ月以上街頭演説をサボってしまったので、また継続的に行っていきますので、街で見かけた際はお声がけいただけると泣いて喜びます。