0・冒頭
1・子育て支援について
2・子どもの貧困対策について
3・次世代が地域コミュニティーに参加できる環境づくりについて
4・県・市連携文化施設に係る駐車場の確保について
5・スポーツの振興について
6・交通安全対策について
7・防災行政について
8・土崎地区と秋田港の振興について
9・大森山動物園について
10・市長の政治姿勢について
次に、2の子供の貧困対策についてです。
近年、格差と貧困がクローズアップされることが多くなりました。個人的に思うのは、格差は政治の力では解決できないですが、貧困は解決できるし、特に絶対的な貧困は政治の力で解決しなければいけません。
子どもの貧困対策を行う上で注意しなければいけないことがあります。それは、「貧困=貧乏」ではないということと、地方自治体が取り組むべき大きな方向性は「予防」であるということです。
また、子どもの貧困の背景には親の金銭的な問題もあれば、本人や家族の健康上の問題、家族の精神的な問題など様々です。子ども未来部だけで取り組みを進めていこうとしても決して解決することはできません。連絡会だけではなく、部局横断的に、プロジェクトチームを立ち上げ取り組まなければ形だけで終わってしまう危険性があります。
また、貧困家庭の子どもは親が学習や勉強に関心が低い傾向にあるという報告もあります。負の連鎖を断ち切るためには、その人、その子どもにどんな力があるのか、どんな可能性があるのかを行政もしっかりと見極める必要があります。 近年は全国で子どもの虐待が報道されています。身体的な虐待、精神的な虐待、そして子育て放棄。貧困対策、子どもの虐待防止という観点からも児童相談所や様々な機関との連携が重要であり、秋田市にも児童相談所の設置を検討していただきたいと思います。
児童相談所の設置は虐待の防止という観点からだけではありません。
国では、家庭的な環境で子どもを育てることを進めるために、里親の割合を3割程度まで引き上げようとしています。里親制度はとてもデリケートな問題であり、簡単に進めることは出来ないかもしれませんが、私たち子どもを受け入れる側も同制度を勘違いしているところがあります。
子どものことを一番に考え、同制度の普及啓発もしていかなければいけないのではないでしょうか。
(1)子供の貧困対策に係る施策については、子ども未来部が中心となり、関連する部局でプロジェクトチームを組織して進めていくべきと考えるがどうか
(2)貧困の連鎖を断ち切るために、児童養護施設退所者への進学支援等に加え、学習の大切さを保護者に知ってもらうための場を設けるべきと考えるがどうか
(3)児童福祉法が改正されたことを機に、本市にも児童相談所を設置すべきと考えるがどうか
(4)国においては、2029年度末までに里親の割合を3割程度とする目標を掲げているが、本市としても里親の支援と広報に積極的に取り組んでいくべきと考えるがどうか
0・冒頭
1・子育て支援について
2・子どもの貧困対策について
3・次世代が地域コミュニティーに参加できる環境づくりについて
4・県・市連携文化施設に係る駐車場の確保について
5・スポーツの振興について
6・交通安全対策について
7・防災行政について
8・土崎地区と秋田港の振興について
9・大森山動物園について
10・市長の政治姿勢について