【イクメンは選挙対策ですか?】
先日ある会に参加した際に、お世話になっている方からこんなことを言われました。
「宇佐見さんのイクメンアピールは選挙対策だって言われてますよ。」
誰が言ってるか分かりませんが、男性の育児参加を進めることを「選挙対策」としてしか受け止められ無いことに不快感を覚えました。
その前に、イクメンアピールなんてしてないし。そもそも、イクメンじゃないし。
積極的に子育てに参加はしたいと思っていますが、仕事や会議、色々な集まりに参加をすると、やはり家族との時間は減ってしまいます。
それに自分の場合は、子育てというよりも一緒に遊んでいるという感じです。おそらく子育て評論家からは怒られるような子育てですが、娘にもまだ親という認識よりも、気づいたら家にいる遊んでくれる人という認識だと思います。
僕は政治家にイクメンって本当に少ないと思います。
だって休みはないし、帰りが遅くなることもいっぱいあるし、予定がない日は訪問活動・・・最低でも月一回はまるっきり休みにして出かけるようにしていますが、それでもなかなか難しいというのが現状です。(上手く時間を使えるようになればいいんでしょうが、新人議員でまだまだ余裕はありません。)
それに、色んな会合があっても「子供をお風呂に入れるので」とか「子供が熱を出して」とか言っても分かってくれても、許してくれる空気はまだまだないのでは・・・と感じます。
だって自分が熱を出しても、38度くらいまでは平気で我慢するような世界ですから。その前に熱なんか出すんじゃねーよ!って話ですが。
それ位、世の中は「子育て」に寛容ではないと感じることが本当に多いです。
そして、何より大事にしているのは、妻や子供を選挙や政治には巻き込まないということです。
そりゃ選挙期間中にお手伝いをしてもらったり、お客様にお茶を出してもらったり、市政報告会の時に受付を手伝ってもらったり、予定がビチビチになってしまった時にはお出かけを我慢してもらったりなどの協力はしてもらいます。
でも、選挙期間中に演説の隣に立って頭を下げたり、市政報告などで登壇してもらったりすることは、今までありませんでした。それは、自分が好きで政治の世界に飛び込んだのに、妻にまでそれを強いることは僕には出来ないからです。
大切な人を大切にしないで、秋田を大切にすることは出来ないと思っているからです。このスタンスは、おそらく選挙対策をしてくれた方が若い方が多いので理解を得られたと思います。
とは言え、イクメンが選挙対策になる日が来れば、子育て世代の若い人も政治に興味を持つきっかけになるのかもしれませんね。
でも、個人的には選挙と子育てを同じ土俵にあげて物事を考えるのはナンセンスだと考えています。
政治と子育てどちらが大切かと聞かれれば僕はこう答えます。
「どっちも大切だし、どっちもやる。」
なかなか理解はされないでしょうが、自分の子育ても大事だし、秋田市の子育て環境、出産環境、教育環境をよりよくすることが、最年少議員に課せられた使命でもありますし、市民の皆様にお約束したことでもあるので、引き続き精進します。
とりとめのない文章になってしまいましたが、また。