【他自治体の災害時の支援について】
この度の熊本県での地震において亡くなられた方へのご冥福を心中よりお祈りいたします。
また、被災されました皆様の1日も早い復興を応援します。
さて、金曜から昨日まで色々な会合や総会に参加させていただきましたが、被災地を思う方が非常に多く「自分達に出来ることを教えて欲しい」という声を沢山いただきました。
5年前の東日本大震災を経験し、私たちは多くの事を学んだはずです。
その中で私の考えと、また政治家になり学んだ事を簡単に述べさせていただきます。
まず前提として、被災地への支援は行政や自分が信頼できる団体の要請を受けておこなうべきものだと思います。
個人個人が勝手に動いてしまっては、被災地の混乱を生んだり、余計な手間を生んでしまうだけです。
明日からボランティアで駆けつけて「お手伝いします。」と言われても、被災自治体ではそのボランティアに対応をするという仕事が増えてしまいます。
貴方が勝手に被災自治体に何かを送っても、置き場を確保するなどの対応という仕事を増やします。
被災地のためになにかしたいというお気持ちはわかりますが、とにかく今は落ち着いてください。ボランティアの要請や物資支援の要請がきてから動き出すべきです。
例えば秋田市の場合は中核市として災害時の支援協定を結んでいますが、現在のところ秋田市へ支援要請はきていないとのことです。
僕たちに出来ることは、被災地に余計な混乱をさせないことと、余計な仕事を増やさないことです。それが最大の支援ではないでしょうか。
物資を送りたい方、ボランティアで行きたい方はもう少しお待ちください。
それでも待てないという方は、貴方が信頼している支援団体に募金の協力というのも一つの方法です。
昨日も、ハピネッツやブラウブリッツの試合の会場で募金の呼びかけがされていました。
また、秋田市でも福祉事務所の窓口と総合案内の窓口でも募金箱を置き呼びかけを行っています。
それらの募金は日赤を通じて被災地支援に活用されます。
そう言った支援も考えて頂けると幸いです。
今後、被害が広がり秋田市から市民のみなさまに支援のご協力をお願いする場合がありますが、その時にはどうぞよろしくお願いします。
また、秋田日赤大学では毎年6月7月に【防災キャンプ】を行なっております。今年も開催予定との事ですので、そちらで『自分の命は自分で守る』訓練をしてみてはどうでしょうか?
それも一種の支援の形だと私は思います。