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  • 旧県立美術館の利活用に関しての予算の賛成討論

    こんばんは。秋田市議会議員の宇佐見康人です。
    今日は、本会議において先の補正予算が可決されました。
    今議会での討論では、マイナンバーカードを利用した各種証明書のコンビニ交付事業や、泉・外旭川新駅(仮称)に関する予算、旧県立美術館の利活用に関する予算について反対や、意見、条件を付しての賛成が目立ちました。
    私たちの会派そうせいからも代表の武内議員が条件付きの賛成討論をしました。

    旧県立美術館の利活用については、これまでも各議員から中心市街地活性化基本計画において目指すべき姿がイメージできないことや、千秋公園再整備計画など他の計画との連動性が不明なこと、そして計画案を策定する過程において先進地の視察などせずに案に合わせた場所を事後に視察に行こうとしている姿勢(順番が逆でしょ!と思います)が問題とされてきました。

    また、県議会においても今議会で「一度廃止にすると決めたものに予算をつけるってどういうこっちゃ?」といったニュアンスの意見が出たそうです。
    ごもっともだと思いますが、一市議会議員としては、県から無償譲渡の他に何かしらの協力がないのであれば、この美術館を活用するべきではないと思っています。
    初当選した一回目の一般質問では「旧県立美術館を官民によるリノベーション事例にしてみては?」と存続を望む立場でしたが、それも無く、また、活用ありきで次々と話が進んでいっている現状を考えると、我々議員もそして市民も納得出来る「成案」が出来ない限り反対せざるを得ないのかなと考えています。

    ですので、私たちは上記の理由により「旧県立美術館の利活用について原案に固執することなく柔軟に利活用案を検討していくこと」を条件に賛成しました。
    これらの条件をどれだけ汲んでくれるかは分かりませんが、しっかりと検討をして欲しいと思います。