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  • 6月議会一般質問〜SDGsの観点を踏まえた施策の推進について〜

    2019.06.14

    始めに、SDGsの観点を踏まえた施策の推進についてお伺いします。SDGs、すなわち「持続可能な開発目標」とは、持続可能な世界を実現するための一七の「ゴール」と一六九の「ターゲット」から構成され、先進国も含めた全ての国が行動することや、誰一人として取り残されない社会の実現を目指すことなどを特徴としており、政府としてもこれを積極的に取り組んでいくこととしております。
    このSDGsですが、私は、世界の中で日本がどうあるべきか、日本の中で秋田がどうあるべきかという一つの指標となるものと思っております。
    グローバル化が進み、世界の中で、日本の中で、秋田県だけが発展していくということはあり得ません。世界に秋田県がどう関わっていくのか、どのような立ち位置で今後進んでいくのかという視点は、これから責任を持って次の世代に誇れる秋田を残していくためにも、非常に重要であると考えています。
    一七の「ゴール」の一部を紹介しますと、「全ての人に健康と福祉を」、「質の高い教育をみんなに」、「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」、「気候変動に具体的な対策を」「海の豊かさを守ろう」など、幅広い分野に渡ります。
    こうした目標は、まさに持続可能な秋田であるために欠かすことのできない要素です。次の世代にしっかりとバトンを渡していくうえで、取りこぼしのない行政を目指していただきたいのです。
    SDGsは、普遍的な目標であるため、「第3期ふるさと秋田元気創造プラン」や「あきた未来総合戦略」と重複する部分もあり、これを取り入れたからといって、県が実施する事業が大きく変わるとは思いませんが、県の基本的な姿勢として、その要素を取り入れることの意義は、決して小さくないはずです。

    そこで、提案ですが、例えば県の計画の中にSDGsの目標を盛り込み政策を立案していくなど、SDGsの観点を踏まえ施策を展開していってはいかがでしょうか。知事のご所見をお伺いいたします。