2016.11.17
僕の地元である土崎神明社例祭の曳山行事を含む、全国18府県、33の山車、鉾、屋台のお祭りがユネスコの無形文化遺産に登録される見込みとなりました。(11月末に正式に発表されるのでまだ分かりませんが)
とても喜ばしいことですが、このユネスコの無形文化遺産に登録されるとどんなことがあるの??という点はあまり注目されていないように感じます。新聞なんかの報道を読んでいてもどちらかというと「世界に認められた」という報道が先行していますが、本当にそうでしょうか??
そもそもユネスコの無形文化遺産とは何でしょうか??
数年前に和食が無形文化遺産として登録されるということで注目を集めましたが、文化遺産に登録されるというのは喜ばしい側面と悲しい側面があると言われています。
まず、喜ばしい側面は、登録されることで世界中から認識され「観光資源」として注目を集める可能性があるということです。
悲しい側面についてですが、そもそもユネスコの無形文化遺産とは「存続の危機にあるものを保護すること」が本来の目的です。
ということは、これからは「地元の手で自由な」ことは出来なくなってしまう可能性があります。
個人的にはとても喜ばしいことだと思います。
お祭りは本来「地域」の人たちの行事ですが、これを機会に観光資源として注力していくことが大切と考えています。
そのためには、今までのように路上喫煙や路上飲酒が堂々とは出来なくなってしまうかもしれませんが、県外、市外から観光客を呼ぶという点では必要なことだと思います。
今までのように「自分たちだけが楽しむお祭り」と思われていたところを、これからは「自分たちと一緒に楽しめるお祭り」になっていければなと思います。
大好きなお祭りを後世に残していくために、自分たちに何ができるのかを真剣に考えなければいけないのではないでしょうか。