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  • 新スタジアム整備構想と交通網の整備とマイカー依存からの脱却?

    こんにちは。秋田市議会議員の宇佐見康人です。
    11月議会も最終盤となりました。今日は予算決算委員会で各分科会の委員長報告が行われ、補正予算案に対する採決が行われ全会一致で承認されました。明後日の本会議で採択される見通しです。その他の条例案、単行案、請願、陳情に関しても明後日の本会議で採決が行われますので、お時間のある方は傍聴にいらしてください。

    昨日は、第5回の「新スタジアム整備構想策定協議会専門委員会」が行われたわけですが、その資料を読みました。
    パシフィックコンサルタンツ株式会社からの中間報告が記載されていますが、各候補地への報告結果を読んだ率直な感想は、スタジアムの機能と周辺住民への影響を考えればプライウッド、コンセプトとして楽しそうなのは秋田大学、立地と利便性を考えれば八橋といったところでしょうか。
    どこに整備したとしても駐車場が課題となっていますが、これはスタジアムに限らずに秋田市全域の交通網の整備を一緒に考えなければ課題は一生残ったままとなります。スタジアムの整備単体ではなくまちづくり全体として議論していかなければいけないです。
    ブラウブリッツでの試合に限らずに中学校の大会や高校の大会で八橋を使用する場合、市役所を中心に周辺駐車場が満車状態となります。市役所にはセンタース(市民サービスセンター)も併設されており、本来使用できる駐車場が空いていないという課題もおきています。
    なるべく公共交通を使いましょう!と案内はしているものの、来場者の8割近くがマイカーで来ている現状や秋田市の交通体系を考えればここ数年で課題を劇的に解決するというのは非常に厳しいです。また、1万人規模の会場で少なくとも2000台分駐車場を確保するというのもなかなか厳しいのかなとも思いますし、スタジアムの近くに駐車場も整備してしまえばどこの候補地も周りの道路状況を考えれば試合ごとに大渋滞になってしまうのが予想できます。
    これから先、カーシェアリングや自動運転技術の発達で私たちには思いつかないような交通体系となるかもしれません。私たち政治家は今の課題も克服するという命題は当然ありますが、将来のことも考えながら施策を進めなければいけません。20年後30年後のことを考えればマイカー依存率は地方も低下していきます。もしかしたら、新スタジアムの整備をきっかけに試合日以外のマイカー依存率を下げることに繋がるかもしれません。(かなり厳しいですが・・・)

    いずれにせよ、新スタジアムの整備をきっかけに街全体の交通体系やマイカー依存からの脱却も一緒に考えれればと思います。