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  • 11月定例会一般質問2日目 虐待防止策と特定妊婦の早期発見と支援

    こんばんは。秋田市議会議員の宇佐見康人です。
    今日は11月定例会の一般質問2日目が行われ、市民クラブの渡辺良雄さん、公明党の武田正子さん、共産党の鈴木知さんが登壇しました。
    武田さんの質問では児童虐待の根絶という視点から特定妊婦さんの支援のあり方や産前産後の支援のあり方が問われていました。
    秋田市ではネウボラ事業を開始し妊産婦さんの切れ目のない支援をしており、面談率も60%と徐々に認知率も向上しています。しかし、本来届けなければいけない所にサービスが届けられなかったりなど課題があるのも事実です。また、妊産婦検診の未受診者と乳幼児健康検診の未受診者の未受診の理由の把握や一元化できていないなど別の支援体制の課題もあります。
    上記の事業は妊産婦さんの支援、子どもの支援だけではなく、児童虐待、幼児虐待を未然に防ぐためにも有益ですし、また子供を虐待から守る視点と、親を虐待まで追い込まないで救えるという視点も備わっていますので、受診率の向上と未受診者の理由の把握というのは、虐待問題が増加傾向にある昨今課題の一つと言えます。
    秋田市ではすでに原因の調査や未受診者への電話での対応、子供未来センターの職員による子供の目視などを行っていますが、虐待を未然に防ぐためにも各機関とより強固な連携をはかっていただきたいと思っています。

    また、望まない妊娠や予期せぬ妊娠をしてしまった場合や、高校生や大学生で妊娠してしまった場合など様々なケースが考えられますが、そのような結果になってしまった場合の支援と、そのような結果にならないための取り組みも重要かと思います。
    特に高校生や大学生で妊娠をしてしまった場合、ほとんどの女性は自主退学という道を選びます。日本の風習では「仕方のないこと」で片付けられてしまいますが、妊娠は女性一人ではできませんし、男性にも責任があるはずでその負担を女性だけに求めるのはどうかと思います。また、退学は貧困の連鎖を生み出す可能性があるという調査結果もあります。
    こういった問題を出さないための支援と、命の授業など自分の体や将来を真剣に考える機会というのも必要ではないでしょうか。
    性教育は教育現場ではあまり触れてはいけないものとなっているそうですが、もう21世紀であり放っておいても子供達は勝手に覚えていきます。そういったところへの対策もこれからは必要になってくるのではないでしょうか。

     

    明日の一般質問は、秋水会の熊谷重隆さん、岩谷正良さん、小木田喜美雄さんが登壇します。
    お時間のある方は是非傍聴にいらしてください。