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  • 国会(参議院本会議)を見て思ったこと。

    2018.12.09

    こんばんは。秋田市議会議員の宇佐見康人です。
    いよいよ国会は明日で閉会となりますが、今国会も終盤になり与野党の攻防が続きました。水道法改正や入管法改正など与党にも慎重さは必要だと感じたものの、毎度のこと野党は「数の横暴」「強行採決」「民主主義を壊した」「言論の府の崩壊」といった論調が目立つ結果となってしまいました。
    与党の進め方は100%賞賛できるものではありませんし、反省しなければいけない点も多々あります。しかしそれらを差し引いて考えたとしても、今までのように「自民党が悪い!」の一点張りで野党が進めても国民の支持率を回復するまでにはいたらないと思います。

    自民党がしっかりするためにはしっかりとした野党の存在は不可欠です。本来であれば、強行採決をすればするほど支持率は下がるものですが現状維持を続けています。
    自分たちが支持を集められなかったことや、世論を味方につけられなかった反省をしなければいつまでも政権交代は不可能だと思います。
    例えば、入管法に関してですが亡くなられ他方もいました。行方不明者が多くいるという事案も発生しています。行方不明者の安否の確認を急いでいただきたいのと、亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
    しかし、これは安倍政権だからおきた事案なのでしょうか。一義的には雇用者側に問題があり、それを全て安倍政権のせいにするのは違和感があります。
    本来であれば野党の果たすべき役割というのは、「私たちだったらこうやって未然に防ぐことができた」「私たちだったらこうやってこの課題を解決する」というのを示し議論を深めていくことが重要だったのではないでしょうか。
    水道法の改正も、このまま公営化していたとしても水道料金が上がらないという保障はできません。これから水道管の改修がいっきに行われることを考えれば、民営だろうと公営だろうと費用がかかるものはかかります。また、民間に売却できるのは運営権であって料金すべてを決められるわけではありません。
    こういった進め方では与野党双方がさらなる政治不信を生み出す要因となってしまいます。国会ではもう少し互いに丁寧な議論をしてもらいたいです。