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  • 一般質問二日目。衆議院選挙について想うこと。

    こんばんは。秋田市議会議員の宇佐見康人です。
    今日は一般質問終了後に秋田商工会の創立110周年の記念式典が行われました。会場には一体何人いるんだ??というくらいの人の量でした。
    久しぶりに会う人も多く、こういった機会にご意見などをいただけるのは嬉しい限りです。
    さて、昨日もそうでしたが政界・財界では衆議院選挙の話題で持ちきりでした。解散には賛同できないが、小選挙区制を考えると自民党に任せるのが一番と思っている人が非常に多いなという肌感覚を味わってます。しかし、各政党の暮らしに関する細かい政策を見ていると明確な違いはほとんどなく、有権者は何で判断するんだろうかと感じることもあります。
    そうなると、与党は「解散の大義」を堂々と語ること、野党は「安倍首相打倒」に変わるものを国民にしっかりと示し選挙戦を戦わなければいけないのではないでしょうか。
    一部市民の間からは安倍政権打倒のために野党共闘を望む声が上がっているそうです。しかし、私はこれには絶対に反対です。
    日本が成熟した政治を確立するためには、力が拮抗した二大政党制が必要です。どんな強靭な政党も未来永劫は続きませんし、いずれ綻びは出てきます。そうなった時に、政権政党に変わって任せられる選択肢が無いというのは国民にとって不幸なことだと思います。
    今思うと、下野した当時の民主党はすぐの政権交代は目指さずに反省を生かし地に足をつけた活動、各候補者の地元での地盤固めなどをしっかりとし10年という長いサイクルで政権交代を目指すための基礎を作るべきでした。しかし、今となっては後の祭りです。
    民進党なのか、維新の会なのか、希望の党なのか分かりませんが、政権交代を狙える政党に成長するためにはおそらく今後また10年はかかります。この5年は野党にとっては無駄に過ごした5年だったと言わざるを得ません。
    何を言っても選挙は始まります。安倍政権打倒のための選挙にするのではなく、しっかりと政策を語り我が国の将来像はかくあるべきだと堂々と戦って欲しいと切に願います。