今日から9月議会がスタートしました。
今議会の前半は一般質問と補正予算の審議、後半は28年度予算の決算についての審査をします。
特に決算審査はボリュームが多く、調べることも多岐に渡るので毎回クタクタになってしまいます。
さて、秋田市の立地適正化計画の策定状況が今朝のさきがけ新聞に掲載されていました。
コンパクトなまちづくりを目指す「立地適正化計画」の策定を進めている秋田市は12日、病院や商業施設などの中核施設を集約する区域にJR秋田、土崎、新屋の3駅周辺と御所野地区を設定する案を示した。その周囲に居住地区を設け、市民生活に必要な機能を効率的に維持する考え。10月中に市内7カ所で説明会を開くほか、市民から意見を募るパブリックコメントを実施する。
とのことです。
議会への丁寧な説明の前に新聞に掲載されることへの違和感は残りますが、目指すべき方向性に異論はありません。
しかし気をつけなければいけないのは、全国でコンパクトシティを目指し頑張っていた自治体の多くはいわゆる「失敗例」として評価されつつあります。このことに関しては5年10年で結果が現れるものではありませんので、例え数年は目に見える結果がないとしても最終的な絵を描ききり継続していってほしいと思います。
私たちもまちづくりの当事者として積極的に関わっていかなければいけないのではないでしょうか。
もう一点は、秋田市が目指すコンパクトシティの構想がようやく具体化し始めました。そして、今まではこの具体的な形が見えぬまま「イオン構想は秋田市の目指すコンパクトシティ構想とは相容れない」という風にかわされてきたわけですが、これからはこの構想とイオン構想が本当に相容れないものなのか、そして妥協点や互いの相乗効果が生まれる余地はないかを検証していくというのも私たち議員に課せられた役割だと思います。
いずれにせよ、2040年までの秋田市の生活が関わってくる計画でありますので、市民の皆様に分かりやすくお伝えできるように引き続き情報発信に努めて参ります。