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  • 子どもの未来応援計画

    今日は厚生委員会の閉会中審査がありました。
    内容は、【子どもの未来応援計画について】【第2期エイジフレンドリーシティについて】【市立病院の建て替えについて】それぞれ報告を受けました。
    子どもの未来応援計画は「子どもの貧困」を解決するために、全国の中核市では奈良市と秋田市のみが作成し行動に移すための計画です。内容的には11月議会で質問させていただいたことや、委員会でしつこいくらい提案させていただいていたことが上手く反映されるように今後も全国の事例や日頃思うことを上手く提案をしていこうと思います。
    私は貧困対策をしていても本当に困っている人には届けにくいのではないかと思っています。幅広く子どもの支援、子育ての支援をしていくことで結果として貧困対策につながるのではないかと思います。
    今回の計画作成で感じたことは、特に中学生や高校生への学習支援の対策を急ぐ必要があるということと、ひとり親家庭への支援と、離婚前後の支援が急務であるということです。
    特にひとり親家庭では約7割が生活が苦しいと感じているという事がありました。離婚を減らす取り組みや、離婚後に子どもへ負担が押し付けられないような取り組みも必要なのではないでしょうか。ただ結婚、離婚は非常にプライベートな要素が強くどこまで踏み込んでいいのか判断が難しい問題ですので、先進地の事例をしっかりと研究しながら考えをまとめなければいけないなと感じています。
    また、委員会全体の空気として「子ども子育て環境が大きく前に進む期待感」が各議員に見られ嬉しかったです。

    ただ、貧困対策を行う上で気をつけなければいけないのは【貧困=貧乏】ではないということです。貧困の原因は多岐に渡り、何か一つ改善すれば解決されるようなものではありません。
    収入が上がれば解決するという安易な考えに走ってしまうと非常に危険であると思います。もしもそれだけに走ってしまうと空気が今後も出てきた時には、しっかりと他の分野も取り組んでもらえるように提案をしなければいけないなと感じています。