2019.12.11
こんばんは。秋田県議会議員の宇佐見康人です。
先日の一般質問の原稿と答弁もブログにアップしましたのでご覧いただけると嬉しいです。
さて、今日は朝から「イージス新屋配備見直し」という見出しの新聞が出ていました。前日の夜からこの報道があるという情報が飛び交っていましたが、市や県が防衛省に確認したところ、そのような事実はないとのことでした。どこから出たものなのか不思議です。
そして、この報道を受けてかどうかは分かりませんが、一部の人たちは今までは「新屋への配備反対」を訴えていたのに、すでに「配備不要」「秋田にいらない」といった論調の方も出てきていました。
私たちのところには、地元住民はじめ様々な団体から「新屋配備の撤回」「新屋配備の反対」という「新屋」を枕詞にした請願陳情が多く出されています。それらの請願陳情に賛成するということは、新屋以外への配備は容認するということにもなります。何故なら、そもそも場所がどこであろうと配備自体に反対なのであれば「新屋」という枕詞は不要であり、わざわざつける必要はありません。堂々と、「新屋だけでなく全てに反対なのだ」と言うべきでもあります。
また、反対を表明するのはこちら側の意思表示なので防衛省との交渉などは反対しようが賛成しようが論理上は可能ですが、撤回を求めるということは相手の行為を求めることですので、こちらがその意思表示をした場合は相手が正式に撤回を表明しない限りは交渉や協議というのは論理上は成り立ちません。
反対や撤回を求め物事がスムーズにいけば話は簡単ですが、相手がいる交渉ごとでこっちが思い描いた通りに物事が進む保証などありません。
秋田市議会総務委員会では、6月に提出された同様の趣旨の請願陳情が継続審査になったとの報道がありました。私は妥当な判断だと思っています。3月に防衛省の再調査が終わり、再度我々にも説明がされます。
私は、最悪の事態を想定し最善の努力を続けることが何よりも重要であると考えています。
報道に一喜一憂せずに、住民の安全を最優先に取り組んでいきます。
ですので、私はこの後も様々な請願に対しては継続の意思表示をさせていただきます。