こんにちは。秋田県議会議員の宇佐見康人です。
先日の台風やその他大雨が発生した際に一部の地域の方から「秋田県のホームページから災害状況を確認しようとしても、重くなってアクセスしづらくなってしまう。」という声を頂いたので、総合防災課に確認をしたところ、実は秋田県の災害時のウェブ機能は超優秀であるということが確認できましたので、是非皆さんにも知って欲しいので報告させていただきます。
全国の自治体で近年問題になっているのが、災害発生時に自治体のホームページにアクセスが集中してしまいサーバーが重くなってしまう問題です。最近はその対策としてアクセスの集中が予想される時にはテキストページに切り替える自治体も増えてきています。
そう言った中、先日は連続で台風と大雨が押し寄せ秋田県でも河川の氾濫や増水が心配され、市民県民の皆様も県や市のウェブにアクセスされたのだと思いますが、色々調べましたら秋田県のウェブは全国的に見ても超優秀だといういことが分かりました!
どう優秀なのかというと【実質的にアクセス集中によるサーバーダウンは無い!!】ということです。
なぜか・・・??
それは、秋田県のホームページ(美の国あきたネット)はCDN(Content Delivery Network)というシステムを使い、データを世界中に分散設置されたサーバーに保存しているため、万が一大量のアクセスが集中したとしても安定したコンテンツの配信が可能になっています。
それでも、さらにアクセスが集中しそうな場合は「美の国あきたネット」については「災害時モード」に切り替えテキストページとすることができます。
また、県では県のホームページ(美の国あきたネット)以外にも災害情報や防災情報を発信している【防災ポータルサイト】を用意しています。
平成28年から運用を開始しているのですが、クラウドサーバーを二重化しているので万が一一方のサーバーがダウンしても、もう片方のサーバーでサイト運用をできる仕組みとなっているため、多少アクセスが集中しても負荷が緩和される仕組みとなっています。
また、美の国あきたネット同様、アクセスが集中しそうな時にはテキストページに切り替えることが出来るのでアクセスが集中しても負荷を軽減できます。
このように、県が発信するウェブ上での防災情報は万が一アクセスが集中しても、サーバーのダウンや遅延は起こりにくくなっている仕様です。
それでもアクセスしづらいとの情報をいただくわけですが、考えられる原因は、お使いのキャリアの基地局にアクセスが集中してしまい重くなってしまうことが挙げられます。これは民間の課題でもありますので技術の進歩を待ちたいと思います。
県民市民の皆様にとって災害情報をいち早く届けることは、行政にとってとても重要なことであり、被災者にとっては安心感を抱くためには欠かせないものとなっています。
これからも、秋田県の災害情報や防災情報を迅速にそして正確にお届けできるように一議員としてがんばっていきます。