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  • 討論について思うこと。

    こんにちは。秋田市議会議員の宇佐見康人です。
    昨日で秋田市議会定例会が終わり、今日は秋田県議会の定例会が終了しました。市議会も県議会もそうですが、各種メディアの注目はイージスアショアの配備に関する請願の取り扱いについてだした。
    市議会では昨日継続審査となり継続審査に反対の立場からの討論が行われましたが、今日の県議会での継続審査に対する賛成・反対討論を聞いていて、昨日感じた討論への違和感が何だったのかが分かりました。
    秋田市議会も、県議会でもイージスアショアの配備の撤回を求めるよう議会で決議してほしいという趣旨の請願が出されましたが、市議会では総務委員会の中で「継続審査にする」という決定がなされ、昨日「継続審査にするかどうか」の可否を本会議で問われました。
    討論では当然「継続審査にするかどうか」の賛成・反対を述べるべきであり、請願そのものに対する賛成反対を表明する場でもなければ、ましてや「無責任だ」という批判も、「賛成すべきだ」という意見も違うわけです。
    そんな細かい事気にするなよ!という声も聞こえてきそうですし、賛成反対の態度を明確にすべきだ!という声も聞こえてきそうですが、それは議員個人個人が判断する事ですし、あの場での討論の内容としては違うのではと感じます。
    それに、「継続審査」というのが無責任なのであれば、過去の議会での判断もむせ金であったという事にも繋がりかねません。

    いちいち目くじらを立てる必要はないのでしょうが、議場では議員それぞれが正義を貫き、賛成している人、反対している人それぞれが敵か味方かに別れてしまう事がありますが、そのような中でもしっかりとルールや制限を守らなければ、何でもありになってしまいます。

    私は、継続審査に賛成の立場ですが、しっかりと防衛省の示す内容を明確にしてもらうこと、そして住民の不安を少しでも解消してもらう事をしっかりと求め、そして秋田市も今後独自の調査をしていく段階で意思表示をするのがベストだと思っています。
    継続審査に賛成している人たちは住民のことを考えていないと言われるのは、はっきり言って見当違いなのではないでしょうか。