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  • 政治家の果たすべき使命とは何だろうかということ。

    2018.03.29

    こんにちは。秋田市議会議員の宇佐見康人です。
    早いもので秋田市議会議員となりまもなく4年目を迎えようとしています。4年目ということは最終年度というわけですが、この3年間で自分が思う方向へ前に進めることが出来たなと思うところがある反面、まだまだ勉強をしていかなければいけないなと反省する部分もあり、政治は簡単じゃないなというのを実感しているところです。
    いずれにせよ、泣いても笑っても残り1年の任期ですので、後先考えずに次の世代のために何をやらなければいけないのかを見極めながら議会の一員として意見表明をしていかなければいけないと感じているところです。
    さて、この3年間未熟者ながら最年少の議員として活動をしてきましたが、議会内での活動、他の自治体の動向、国政の動向などを見ていていつも思うことがあります。それは・・・

    政治家とは何をするべきなのか?

    ということです。もちろん、行政のチェック機能や提案、市民の声を届けるというのは当然のことですが、それ以前に「政治家として」どうあるべきかという部分が分からなくなる時があります。
    政治家としては感情や思い込み、感覚などに流されずに、事実と客観的なデータ、市民から受けた声をもとに秋田市全体にどう反映させるかということを考えて活動してきました。ですので、先日の八橋陸上競技場の改修に関する補正予算修正案の件も多くの方から批判やお叱りを受けていますが、一政治家としては整合性は取れていると思っています。応援しているしていない以前に、十分な議論がされているかどうか、時間がないということで前に進めて良いのか、主体性を感じられない事業に多額の予算を投入して良いのかなどは慎重に判断しなければいけない事由だと思います。

    政治家の果たすべき役割は、対立する立場であろうとも様々な分野で議論を進め、そこから共通点、相違点を浮かび上がらせ、その上で、どこまでなら合意できるか、どこの部分は絶対に譲れないのかを整理しながら合意形成をしていくこと重要だと思っています。
    最近の国会やそれを報道するメディアの姿勢を見ていると、それぞれのポジショントークに終始し論点がコロコロと変わり他の重要案件がなかなか前に進まないというのが残念で仕方ありません。

    これは、決して国政の場だけで起こっていることではありません。
    現状の秋田市議会のルールでは、当局に質問をしたら当局はその質問に答えることがしか出来ません。質問の趣旨を聞き返したり、反問することは許されていません。また、議員間での公式の場での議論を戦わせる機会も少ないので、互いに良い方向へ進みたいと思っていても齟齬が生じてしまう結果になってしまいます。
    ですので、議員間討議や、当局側の反問権を認めることで、議員の負担は増えるかもしれませんが、秋田市をより良い方向に進めるためには必要なことだと思っています。
    議会と当局の枠を超えて共に考え共に進んでいくという考えも必要なのではないでしょうか。

    長々と生意気なことを書いていますが、とりあえず4年目も宇佐見康人らしく、自分が正しいと思うことは臆せずに現行のルールの中でできることをしっかりとやっていこうと思います。