【県・市連携文化施設やイオンタウンのことだけが話題にのぼりますが、他のことも同じくらい考えて欲しいというのが正直なところです。】
今年の春に行われる市長選、知事選に向けて、秋田市も秋田県もメディアも話題の中心は県・市連携の文化施設に関するものと外旭川イオンタウン構想をどうするかというものが多くなっている印象を受けます。
駐車場の必要性、そもそも連携してやることなのか、秋田市文化会館はどうするのか、当局の答弁に一貫性がないなど、その他いろいろな問題を含んでいますので当然といえば当然です。
また、外旭川のイオンタウン構想も今後秋田市がどのようなまちづくりを進めていくのか、議論もせずに市の方向性とは相容れないということだけではあまりにも乱暴すぎるのでせめて机上に乗せ議論はするべきだと思います。
しかし、あえて書くと他にも考えなければいけない事案はたくさんあるのではないでしょうか。
私は、市議会議員になって間もなく2年が過ぎようとしています。この2年間、普段政治に関心のない人たちへ少しでも分かりやすく伝わるようにと情報発信を続けてきました。それと同時に「人口減少対策」「子ども・子育て施策の重要性」「若者が希望を持てるまちづくり」を政治家としてのポリシーとして取り組んできました。
私はこの課題をまず最初に解決しなければ、秋田に未来はないと思っています。この大きな課題から逃げるということは、私たちの子どもや孫の手足を縛って海に放り投げて「さあ、泳いでみなさい」と言ってるのと同じようなことです。
以前にも書きましたが私は「米百俵の精神」こそ、今の秋田市にとって最も必要な考え方だと思っています。
今の痛みに耐えて明日を良くしようという『米百俵の精神』を市民全員で共有し、我々一人ひとりの、困難に立ち向かおうとする姿を後世に見せられるかどうかで、秋田が希望に満ち溢れた未来を創造できるかがかかっています。
話を戻しますが、人口減少対策や子ども子育て施策というのは、今日明日すぐに結果が出るものではありません。また、政治家になってから多くの方に「投票しない世代のためにやったって一票にもならない」とも言われたことがあります。
でもこの困難から逃げてはいけません。
私たちの子どもや孫が今よりもさらに厳しい状況の中で暮らしていかなければいけなくなるかもしれない。
それだけは絶対に嫌です。
このまま、子どもたちに課題を押し付ける生き方をするのか。それとも、今は苦労をするかもしれないけど解決の道筋をつけ後世に感謝される生き方をするのか。
皆さんはどっちがいいですか??
そのためには、やはりメディアの方にもそうですが、もう少し他の点にも注目をしてほしいと思うのが正直なところです。
県・市連携文化施設や外旭川のイオンタウン構想の問題と同じくらい、他の問題も真剣に考えることができれば秋田市は必ず良くなります。
私はこの問題から逃げずに、一人でも多くの方と問題意識を共有し、若者が、そして次の世代が希望を持てるようなメッセージを発していけるように、これからも最年少の市議として頑張っていきます。
今後選挙が近づき、メディアでも争点を鮮明にしようとしてくるかと思いますが、メディアの情報だけではなく、各々がしっかりと各候補者のやりたいことやろうとしていることをしっかりと判断していただけると幸いです。
結局のところ言いたいのは、現職、新人の立候補表明により各メディアは争点を何個か出していますが、それだけで判断するのではなく、しっかりと各候補者が何をしようとしているのか、何をしたいのかを判断する力を普段から養っていく努力も私たちには必要なことだと思いますということです。