24日から始まった厚生委員会の視察も本日で最終日でした。
最終日の今日は長野県上田市での「健康都市(ウェルネスシティ)」についてです。
上田市といえば、今大河ドラマでも話題沸騰中の真田家ゆかりの地ですが、歴史散策をしたい!!という願望を抑えつつ勉強させてもらいました。
健康都市やウェルネスシティについては、昨年の松本市、今年の伊達市でもお話を聞かせていただきましたが、高齢化が進み、平均寿命も延びた日本では、いかに元気に長生きしてもらうかが重要です。
平均寿命は80歳近くになっていますが、健康寿命(病院や介護にかからずに生活できる年齢)は全国平均で73歳前後となっています。
約7年間、100%元気な状態で生きることとなります。
長生きに越したことはないですが、元気に長生きをしてもらうことにも主眼を置くことで医療費や介護費にかかる予算も削減することが出来るようになります。
例えばその予算を子育て政策に使うことができたら、必ず未来が変わります。
例えばその予算を職の安定化政策に使うことができたら、必ず未来は変わります。
国全体のことを考えると、年々医療費や介護費、年金に関する予算は増えています。それらを賄うために世代間での格差はすでに生まれています。
もはや「健康な長生き」は個人の問題ではなく、国として地域としての問題でもあります。
で、上田市と秋田市を比較してみると「子供からの健康意識」への力の入れ具合が違うなと感じました。
秋田市だけとは限りませんが、多くの自治体では40歳から生活習慣病対策に乗り出しますが、僕はそれでは遅いと思っています。小さい時から歩く習慣をいかに作るかが将来的に効果が現れるものだと思っています。昨日今日で健康は買えません。
地道でもコツコツやっていくことが大切ではないでしょうか。
これまた全国的な問題でもあるわけですが、子供たちの運動能力の低下も著しいです。
例えば、踵を地面につけたましゃがめない子が増えたり、ボールを投げられない子が増えたり、小学校入学時の肥満、肥満予備軍の子が3倍に増えたりしています。
将来的な健康を考えた時、今から対策をしておくことは絶対に必要です。そこらへんも含め秋田市政に反映していきたいです。
それではまた。
写真は上田市役所に着いた瞬間に歓迎してくださった上田市観光産業振興議員連盟の先生たちです。おもてないしの心が溢れていました。