平成27年度の国勢調査の人口集計の確定値を情報統計課からもらいました。
平成27年10月1日時点での秋田市の総人口は・・・!!
315,814人・・・です。
男性は148,851人
女性は166,963人
平成22年の国勢調査から比べると7,786人の減少です。
自然減、社会減も含め約7,800人がこの5年間で秋田市から減少したわけですが、7,800人とは、地域の人口で言ったら、住所が秋田市将軍野南〜と秋田市将軍野東〜の人たちと同じ位の人が秋田市からいなくなってしまったと言うことになります。
秋田市の人口を他都市と比較してみると沖縄県那覇市が32万1560人なので同程度と言えます。ちなみに、那覇市は前回の国勢調査では秋田市よりも人口は少なかったですが、約5600人増やし追い越されました。那覇市の他にも、東京都新宿区、東京都中野区あたりが同程度の人口規模と言えると思います。
国で言ったら、モルティブ、パナマあたりが秋田市と同程度の人口規模です。
ちなみに、前回の調査では埼玉県越谷市とは32万人と同程度だったのですが、秋田市の人口減少と、越谷市の人口増加で1万9000人近く差がついてしまいました。
人口減少は秋田市特有の問題ではありませんが、秋田県は全国でも高齢化率も高く、減少率もトップをひた走り、県都秋田市でも他の県庁所在地と比べると十分なダム機能を果たしきれていません。
昨年の一般質問でも人口減少について取り上げましたが、人口を増やすための移住定住対策は必要ですが、正直これといった効果を発揮するのも厳しく、また他都市との奪い合いになります。
人口減少の大きな波は2つあり、まずは高校を卒業する時に他都市へ進学する学生の減少。もう一つの波は大学を卒業した時の就職で他都市へ行ってしまう減少です。
ここへの対策をしないまま、移住対策を進めていかなければ問題の根本的な解決はできません。
県内に進学しろ!!県内に就職しろ!!と言うわけではなく、県内学生に秋田県の企業や可能性を感じてもらう機会をもっと儲けることと、我々大人がもっと秋田に自信を持つことが何よりも重要かと考えています。
また、この先人口は必ず減ります。
今やっている人口減少対策が100%効果を発揮したとしても、人口が増え始めるのは早くても30年後です。
今後30年は、減少社会でも持続できる社会インフラの構築も一緒にやっていかなければいけません。当然そこには、我慢をしてもらわなければいけないところも出てくると思います。言いにくいことも言わなければいけない時もやってきます。
でも逃げていては、問題を解決できる日はいつまでもやってきません。
30年後、40年後、もしかしたら僕は生きていないかもしれませんが、孫やその子供が幸せに住み続けられる秋田市を創っていかなければなりませんね。
それではまた。