自由民主党会派の宇佐見康人です。四月に行われました、統一地方選挙におきまして初当選をさせていただきました。当選間もない私にこのような機会を与えていただき、深く感謝を申し上げます。野球の世界では、三五歳となるとベテランの域に達する年齢ですが、政治の世界においては、まだまだ若手ですし、政治の世界こそ、私のような若手を含めた様々な年代が議論を重ね、山積する課題の解決に向けた施策を前に進めていかなければいけません。この四年間、しっかりと諸先輩たちから学ばせていただき、また、若手らしく物怖じせずにどんどん発言させていただきますので、どうぞご指導のほどよろしくお願いします。
さて、私ごとで大変恐縮ですが、五月初旬に第二子のとても可愛い女の子が無事に誕生しました。平成生まれの四歳の長女と、令和生まれの次女と、昭和生まれの夫婦で共に、令和という新しい時代を作っていきたいと思います。私は、子供達が、この秋田に希望を持ち、残って頑張りたい、県外に出たとしても、もう一度秋田に帰りたい、そうした想いに応え、また、実際に帰ることができる環境を整えていくことが重要であると考えます。県では、子育て施策の充実のほか、移住定住対策についても力を入れていますが、これらは、すぐに目に見える結果が現れるものではありません。
そうした難しい課題だからこそ、子どもたちや若い世代に対して、私たち大人が、希望を持ってもらえるようなメッセージを発し続け、それらを着実に実行していくことが重要です。私たち大人がこの秋田県の未来を諦めてはいけません。この街から子供たちの笑顔が消えてしまうということは、秋田県の未来とその可能性が消えてしまうことと同義です。知事は、若い世代の活躍を後押しすると度々発言しておられますが、今後も若い人たちが希望を持てるよう、メッセージを発し続け、様々な施策を力強く実行していただきたいと願っております。
先の統一地方選挙では秋田市内の投票率が五〇%をきってしまいました。特に二十代の投票率は三〇%代と、政治や選挙に対しての期待や希望を持てなくなってしまっているのではと危惧しております。我が国を、そして秋田を元気にしていくためには、若い力や政治の力が欠かせません。この任期では、若い世代にとって、政治が身近なものであると感じてもらえるように、そして全ての世代の人たちに、もう一度政治に対して期待や希望を持ってもらえるよう、一議員として邁進していくことを誓い、質問をさせていただきます。
最終日、最後の登壇ということもあり、重複している質問もあるかもしれませんが、どうかご容赦ください。