こんにちは。秋田市議会議員の宇佐見康人です。
今日開催していただいた座談会で「沖縄の県民投票をどう見る?」という問いをいただきました。今回の定例会ではイージスアショアの配備に関して住民に賛否を問うための条例を制定してほしい旨の陳情も提出されていますので、秋田市も無関係ではいられません。(個人的には秋田市のみで住民投票をするのではなく秋田県全体で行うものだと思っていますが。)
今回の沖縄の県民投票は普天間飛行場の機能を辺野古に移設するのがどうかという県民投票だったはずですが、いつのまにか辺野古に新たな基地はいるかいらないかという投票に変わってしまっていたというのが少し残念ですが、それでも県民の4分の1以上の方が反対したことの意味は非常に大きいことだと思っています。
意味がないとか投票率が低い、法的拘束力はないという意見もありますが、条例に基づき実施された以上は重く受け止めるべきであり、真摯に向き合っていかなければ。
私たち日本人は沖縄に過度な基地負担を求めてきました。そのことを忘れずに日本全体の問題として考えなければいけない課題なのではないでしょうか。
これを秋田のイージスアショアに当てはめるとしたらどうなるのかなと一人考えています。積極的な賛成、全ての対策をしっかりやるのであれば賛成、新屋への配備は反対、イージスアショアの配備そのものに反対など多様な考えの人がいると思います。実際に新屋や勝平の方と話をしていても上記の4つの考えに別れるように感じています。決して全ての方が反対をしているわけではないのかなと。
しかし、住民投票となれば分かりやすく賛成か反対かを問うというのは当然のことでもあります。そうなると、条件付きで賛成している人も反対を表明せざるを得なくなるのかなと思います。
いずれにせよ、現在防衛省は新屋演習場が適地であるかどうかの調査をしていますし、調査結果が出た段階で秋田市も独自の調査をすると明言しています。
議員である以上は賛成反対を明確にすべきだという意見もありますし、選挙が近いので選挙のために政争の具にしたいという気持ちも分かりますが、まずは調査を待ちそれをもとに判断をしていくというのも議員として果たすべき役割の一つであると私は思います。