BLOG

  • 害獣駆除は人間の傲慢なのか?

    2019.12.12

    こんばんは。秋田県議会議員の宇佐見康人です。
    有名タレントがイノシシを駆除せずに共存できる道を探すべき!というツイッターでの投稿が盛り上がっているそうです。個人的には気持ちは分からなくはないのですが、地方で問題化している中ではもう少し現状を知って欲しいというのが正直なところです。
    秋田県でも熊やイノシシが出没し、農地を荒らす事例が増えてきています。農地にとどまらず、最近では人里に出没をし人間に危害を加え始めています。
    漫画やアニメのような可愛らしい熊やイノシシであれば問題なく共存できるのでしょうが、相手は野生であり日本語も通じません。また、一昔前であれば山で育った動物が餌を求め人里に来ていましたが、最近はそもそも人里周辺で生まれ育ち、人間への恐怖心も非常に低いという話も聞きます。
    山に餌が少なくなったという話もありますが、私はそれを少し疑っています。何故なら、熊やイノシシの生態を考えれば適正な個体数であれば十分に山の餌で生活できるでしょうが、個体数が増え結果として餌が少なくなってしまっていると考えてもいいのではないでしょうか。
    私は人間も含めて自然だと思っています。乱獲は言語道断ですが、頭数の調整は必要です。

    動物愛護団体からは怒られそうですが、人的な被害が広がらないように対策を提案していきます。

     

    ただ、批判的に書いていますが、有名タレントの気持ちも分かりますし、「じゃーお前が面倒見ろ!」とかいう的外れな批判はやめた方がいいと思います。互いの認識の違いを互いに攻撃していては溝は埋まらないですから。
    違いを理解し、妥協し合っていくのも、自然保護には必要だと思います。