2017.09.28
こんにちは。秋田市議会議員の宇佐見康人です。
秋田市議会は昨日で一般質問も終わり今日から予算決算委員会と各常任委員会分科会がスタートします。
私は厚生委員会の副委員長として審議に望みますが、何点か非常に細かい所ですが疑問に思う所があるので、私なりに質問をしたいと思います。
皆様からいただいている税金を有効に使うこと、そして予算を執行する時には皆様から預かっている税金を一円も無駄にしてはいけないという意識を忘れずに望みたいと思います。
さて、衆議院が解散されました。各候補者には全力で頑張って欲しいと思います。
解散が決まる前から、というか、昨年の参議院選挙の時からずっと言ってますが、野党共闘や選挙協力には、心の底から反対です。
ただ選挙に勝つために、そして安倍政権を倒すためだけに政策や理念が一致しない状況の中で一緒になるというのは、国を導くはずの国会議員がやることなのでしょうか。
当時逆風の真っ只中の民主党から推薦を受け秋田市議会議員選挙を戦い、その後も挨拶回りなどをする度に厳しい意見をいただいてきた身としては、安倍政権に対抗するためとはいえ未だに心の整理ができていません。
私の感覚がおかしいのかどうか分かりませんが、こんなに国民を置き去りにしている選挙は無いなと感じます。自己都合で解散をし、自己都合で結集し、何がなんだか分かりません。
「大義なき解散」と「大義なき合流」により地方政治に身を置く者としてはますます政治不信が強まってしまうのではないかとの考えから、解散しないで欲しいという淡い期待は見事に崩れ、衆議院は本日解散となりました。9月 15日の時点では解散のかの字もなかったのに、連休中に一気に解散へ進みました。
本当に政治は一寸先は闇ですね。
有権者の皆様には、各候補者の話、各政党の将来像をしっかりと聞き判断して欲しいと思います。
かなり厳しいことを言うと、民主党が2009年、無党派層の「風」に後押しされ政権交代をしましたが、その後地方でしっかりとした組織を作り上げることができず、そして国民の期待も裏切り下野をしました。
今回も前回同様、二大政党制を目指すとは言え、政権を奪取しその後下野してしまった時の反省を生かさぬまままたも風に頼る政治を繰り返してしまうのかと本当にガッカリしています。
私は二年前の統一地方選挙で当時の民主党の推薦を受け無所属として出馬をしました。
当時は、民主党が下野をし国民からの信頼も失い、多くの方から「何で民主党なの?」と何度も聞かれました。
答えは簡単で、今後日本に成熟した政治を確立させるためには絶対に保守の二大政党制が必要となるからです。それは国会も地方も同じだと思います。
常に、政権与党に代わり国民が任せても安心できるような政党がなければなりません。
ですので、長い目で見て10年間地に足をつけた活動を続ければ、信頼される二つの政党が出来ると心から期待をしていました。
また、地方に身を置く者として、そして地方から日本全体を客観的に見た時に、都民ファーストを前進としている政党と一緒になるというのは強い危機感を覚えます。
残念ながら、私たち地方議員は、メディアからしか情報が伝わってきません。
この所の民進党の、希望の党の合流模索や、自由党との合流、社民党・共産党との野党共闘などの話を聞いていると、国の人たちは本当に地方のことを考えてくれているのかと疑心暗鬼になってしまいます。
とは言え、時間は巻き戻すことも出来ませんし、解散は安倍首相の決断一つで可能なことであり、また野党もつい先日まで解散を求めていたことを考えると、私自身もしっかりと判断したいと思います。