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  • 県・市「連携」文化施設は本当に連携が出来ているのだろうか??

    コトバンクの説明を借りると
    連携=連絡提携の意味だそうです。
    「互いに連絡をとり協力して物事を行うこと。」だそうです。
    「連絡を密に取り合って、一つの目的のために一緒に物事をすること。」だそうです。

    5月10日には秋田市議会の総務委員会があり、県・市連携文化施設の予算を審議しました。
    その中で今後行われる基本設計に対して県民市民の意見を反映させるためのワークショップは【非公開】で行うという考えを示しました。
    非公開の理由として「参加メンバーが自由に意見を言えるようにしたい。見学者がメンバーより多い状況は好ましくない。」ことを述べていましたが、当然各委員からは非公開を見直すべきとの意見が噴出しました。
    そうせいの小松建委員からも「建設的な意見を求める場に秘匿性はいらない」というもっともな意見が出され、それを受け当局は「議会から出た意見を県に伝える」との回答がありました。

    当然の対応だと思います。

    しかし、翌日5月11日に行われた県政協議会では一転して「ワークショップのやり方はまだ確定しておらず、市の発言は県を忖度してのことだったと思う。私(佐竹知事)から関係部局に公開するように伝えた」と、基本設計のワークショップは公開で実施する考えを示しました。

    また、公開か非公開か決まっていない段階で市が勝手に「公開する」と言うわけにはいかない」とも発言されたそうですが、まだ決まっていなかったのであれば「これから決める」と言うのが筋であり、それこそ県が勝手に決めることではありません。
    あくまで、秋田県と秋田市は対等な関係なはずです。いくら仲が良いからといって世間一般に「県が言ってるからこうする」というように見えてしまう発言や行動は慎むべきだと思います。

    問題は、本当に県と市でしっかりとした連携が取れているのかだと思います。
    今後約200億円の国税、県税、市税が使われるわけですから、しっかりと連携を取り、その都度公開し説明していく責任が当局にはあります。しかし、前回の和洋高校の駐車場での使用に関する時(会派への説明では和洋高校の使用はない!と断言された翌々日に、和洋高校を駐車場での利用するという方針を新聞で知りました)も、そして今回も・・・
    県と市で回答がバラバラで、互いに責任をなすりつけているように見える状況はどう考えても好ましくはありません。連携しているはずなのに「市が忖度した」などもってのほかです。

    市民、県民から愛される、より素晴らしいものを創るために、さらに案を出し続けたいと思います。
    これ以上見えない所で話が進まないように、市民、県民の皆様も注目していただけると幸いです。