先進地視察2日目の富山市視察をしてきました。
富山市での視察内容は『公共交通を軸としたコンパクトなまちづくりと周辺自治体からの影響』でしたが、昨日、今日と感じたことは『まちづくりにおいては今だけの満足度だけではなく、10年後20年後を見据えた取り組みが必要』という事です。
口で言うのは簡単ですが、それを具体的に反映させていくにはどうやっていくかってのが重要です。
富山市ではコンパクト路線に舵を切ってから間も無く10年になりますが、数字でもしっかり現れているのが凄いところです。
例えば、今まで外に出ることが少なかった高齢者の方が、公共交通を利用し街中に出るようになったり、人口ではありますが広場に芝生を作っただけで子供がそこで裸足で遊んでいたり、新鮮でした。
地元の方と会話した際に『今日は人が出てないな。』と言われ、普段の秋田市駅前がいかに低い基準だったかを思い知らされたわけですが、休日の秋田駅前の人だかり以上の人だかりでしたからね。
周辺自治体が大規模な商業施設を作ってしまい、これからが正念場ですが、今後も参考にしていきます。
『あれもやります、これもやります』という時代はとっくに終わっていて、選択と集中が必要なわけですが、さらにそこに住民市民が参加したくなる仕組みも必要です。
昨日の松本市も今日の富山市も、まちづくりに積極的に住民市民が参加してるんだなという印象を受けました。
この点は、僕たちも取り入れていかなければいけない課題の一つです。
無関心で終わらせずに、良くも悪くも参加したくなる『まちづくり』や『政治』を作っていきますので、今後もどうぞよろしくお願いします。