2016.09.01
防災訓練
9月1日は秋田市防災の日ということで、今日は市役所が中心となり防災訓練が行われました。
新庁舎完成後、初の防災訓練でしたが何事もなく防災本部の連携なども出来ていたように感じます。
大きな災害が起きた時、自分の命を守ってくれるのは行政でも隣の人でもなく自分自身です。
例えば、体育館に避難したとして学校の先生達が受け入れを手伝ってくれるかもしれません。でも、先生達は防災や避難生活を知ってるわけではありませんし、何よりも避難者より子ども達の安全と教育に力を注ぐために頑張ってもらわないといけません。避難所運営は自分達でしなければいけないんです。
また行政も被災し機能がストップするかもしれません。全くあてにやらない可能性の方が高いと思った方が良いと思います。
先日の台風は幸いにも秋田市では大きな被害はありませんでした。でももしかすると岩手や北海道のように甚大な被害があったかもしれません。
油断をせずに防災、減災のために常日頃から対策を立て意識をしておく事が何よりも重要です。
あと5分後に地震が起きライフラインがストップした時、3日間家族を守る為の食料や水はありますか?
長くて3日、自力で生き延びる事が出来ればそこからは行政や政治の力で復興に向け動き出すと思います。
とにかく3日生き延びること。それを心がけるだけで、被災者にならずに済むかもしれません。
また、もう一つ確認して欲しいのは、災害が起きた時あなたの大切な人と連絡を取る手段は決めていますか?
大切な人と集まる場所は決めていますか?
防災の日に今一度確認してみてください。
ちなみに各種電話会社では伝言ダイヤルを用意しているので、子どもやおじいちゃんおばあちゃんに使い方を教えてみるのも練習になっていいかもしれませんね。
※防災の日に合わせて、防災教育の第一人者でもある秋田日赤大学の及川真一助教授の著書「防災キャンプのすすめ」も発売されました。
東日本大震災の後からずっと防災教育と防災キャンプを秋田で行い全国的にも注目されていますが、万が一の時のために一家に一冊ご用意されてはいかがでしょうか。