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  • 「拉致被害者の救出」と「差別の解消に向けた条例」について

    2020.12.07

    こんにちは。秋田県議会議員の宇佐見康人です。
    秋田県議会では、一般質問が行われ本日私も登壇をしました。

    通告内容はこちらをご覧ください。

    それぞれの発言内容については後ほど更新しますが、今日は北朝鮮による拉致被害者救出に向けた質問もさせてもらいました。
    映画「めぐみへの誓い」がこのほど公開されますが、その撮影は秋田県を中心に行われました。また、秋田県内にも5名の方が特定失踪者として北朝鮮からの拉致の可能性を排除できない方がいます。
    北朝鮮による拉致問題は、ある日突然、家族と離れ離れになり、異国の地で生きることを強いられる、我が国の主権、そして個人の人権と生命を著しく危険に晒している許されない行為です。
    1日も早い奪還をしなければいけないわけですが、現状といして北朝鮮から納得できる回答もなく交渉もストップしている状況です。
    被害者を救出するためには、我々国民世論を高めていかなければいけません。
    今回、この映画を活用し救出のために世論喚起の教材として活用できないか提案をしたところ、秋田県としても「めぐみへの誓い」を活用し更なる普及啓発に力を入れてくださるということでした。

    また、他にも「差別の解消に向けた条例の制定」についてお伺いをしましたが、こちらも制定の前に、まずは差別が生まれないような「理解の促進」をしながら取り組んでいくという確認が出来たので、ひとまず良かったです。
    他県では、誰かの人権を守るために、別の誰かの人権が蔑ろにされる危険性のある条例や、諮問機関からの提案があります。
    また、過剰な配慮をすることで、「差別」と「区別」が混同し建設的な議論そのものができなくなってしまう危険性もあります。何よりも、条例の制定がきっかけで新たな分断が発生したり、必ずしも当事者が喜ぶ形とならないこともあります。
    知事も、それらに関してはしっかりと考えをお持ちのようでしたので、若い世代、様々な分断を乗り越え前に進んでいかなければいけない世代としては、とても良かったです。

    明日からは各委員会がスタートします。
    来年の知事選や、市長選についても色々と騒がしくなってきましたが、本来の議会が果たすべき役目を忘れずに取り組んでいきます。