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  • 後継者不足問題・・・

    メリークリスマス。秋田市議会議員の宇佐見康人です。
    今日は、秋田市連合婦人会の大会に参加してきました。会には約50名の方が参加していましたが、20年前は4〜5倍の方が参加していたそうです。
    しかし、会自体の高齢化や新しい人が入ってこなくなってしまい年々参加者は減少しているそうです。
    年末のこの時季は毎年挨拶回りに多くの時間を割いて、各地域の声や実情を聞いています。
    多くの町内会や団体も「高齢化と後継者の育成」を課題としてあげます。
    ある町内会では役員が10年前から一人も変わらず役員の中で役員を回しているという話を聞きました。別のある町内会では若い人が入ってはくれるけど誘っても参加してくれないと聞きました。またある団体では、若い人が来ても交流をしてくれないという声も聞きました。またある町内会で40歳で会長をしている人からは「正直もう辞めたい・・・」という声も聞きました。
    私はまだ34歳ですのでなんとなく原因は分かります。
    ただでさえ若い人が少なくなっているのに、若い人が入ってきたらその人に負担を押し付けてしまっては、みんなが協力をすれば少しの負担で済むものも、若さを理由に一人に丸投げしてしまっては過度な負担になってしまいます。
    若くなくても現在の町内会という仕組みは町内会長や役員に結構な負担をしてもらっているというのが現状です。

    逆にうまくいっている町内会や団体は、まだ役員の方が余力があるうちに後進に任せるところは任せる、口はなるべく出さないというのをやっているように思います。
    重要なのは、まだ余力があるということと、口を出さないということだと思います。そうすれば後継者も勝手に育つのではないでしょうか。

    これからは更に人口減少が進み、今はまだ少子高齢社会ですが、数十年後には無子高齢社会と呼ばれる日がやってくる可能性もあります。
    そうなった時に「困った」と頭を抱えるのではなく、住民一人一人が自分たちで暮らしやすいまちを共に創っていくという視点が何よりも重要となってきます。

    34歳で少し生意気ですが、一人一人が考えるきっかけになれば幸いです。