こんにちは。秋田市議会議員の宇佐見康人です。
9月6日から始まった9月定例会も本日を持ちまして閉会となりました。議会後半は29年度の決算認定の件が審査されましたが、共産党と倉田議員の反対がありましたが可決となりました。
私たちの会派からも討論で、決算審査で使う資料(各事業の成果報告)に関して、やったことの報告ではなく何をやってどのような結果となったのかを報告してくださいという意見を付しました。
毎度感じることなのですが、成果報告と謳っているのに事業の内容を羅列したものにすぎず、委員会の中でどのような成果が出たのかなどを細かく聞いていかなければいけないですし、コピペかと思うほど同じような文章が並びこれでどうやってPDCAサイクルを回していくのかとても疑問に思っていました。また、市民の皆様が見た時にどう思うかという点もとても重要なことです。おそらく現状の成果報告では「で??」という疑問しか湧かず効率的で中身のある審査が難しいと感じるのではないでしょうか。
来年度以降どれくらい改善されていくか分かりませんが、しっかりと対応していただきたいです。
さて、昨日は第4回目の新スタジアム整備構想策定協議会が開催されました。過去三回の協議会では候補地の選定などを行っていましたが、昨日の協議会では秋田市が八橋への新設に難色を示しているとの報道がなされました。
今となっては遅いですが、八橋陸上競技場の緊急整備が今後の新スタジアム整備の足かせになってしまうのではと危惧をしています。私は、予算決算委員会の中で陸上競技場の整備に関して慎重に進めることと秋田市が主体性を持ち新スタジアムの整備に望むことを求め修正の提案をしましたが、結果として現れず残念に思います。ライセンスを取得するためには仕方のなかったこととは言えもう少し強硬な姿勢を取っても良かったのかもしれません。ブラウブリッツがJ2にいくのを拒むためではなく、新スタジアムを創っていく上でサポーターやクラブだけではなく様々な分野の人たちが「わが町のクラブ」として応援してくれるような土壌を創り上げていくためにも。
H301009「第4回新スタジアム整備構想策定協議会専門委員会」の資料等について
秋田市側の言い分も分かりますし、周辺駐車場のことを考えると現状でもサッカーの試合に限らずラグビーや中総体の時期にはセンタースを利用する方が市役所の駐車場を使えないといった問題や路上駐車の問題もあります。
これらをクリアするのはまちづくり全体、交通体系全体のことも同時に考えていかなければいけません。ブラウブリッツは一民間企業ですが、単なる一民間企業ではなく準公共財として市民県民あげて応援していく風土を創っていかなければいけないと改めて思いました。
今日明日の問題としてではなく、10年後20年後の秋田市のあるべき姿をみんなで考えていけたらと思います。