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  • 秋田市で一番若いんだから18歳選挙権のこと話をしなよ!

    2015.11.01

    いつも応援ありがとうございます。
    秋田市議会議員の宇佐見康人です。

    先日、いつも応援してくださっている方からこんなことを言われました。

    「あなたは、秋田市内で一番若い議員なんだから18歳の選挙権のことを話しなよ!」

    4月に当選させていただきましたが、確かに僕に期待されている部分というのはそういう部分だなと思いますし、話しやすさ、言いやすさが売りでもあるので、今日は18歳選挙権について思うところを少々書きます。

    来年の参議院選挙から、選挙権が18歳に引き下げられることが決定しています。
    でも実は来年の夏に行われる参議院選挙では18歳の人は投票できない可能性もあるというのはご存知でしょうか?(その可能性はほとんどありませんが、以下の「可能性」もあるということを考えていただけると幸いです。)

    冒頭から投票できない可能性がある!!なんて、来年から選挙権下がるんじゃないの?それで投票できないなんてふざけんじゃねーよ!!と思われるかもしれませんが、あくまで可能性の話です。

    じゃーどーことなの??

    そもそも18歳選挙権に関する改正公職選挙法は平成28年の6月19日から施行されます。施行後18歳以上の人が投票できるのは、投票日までに18歳になっていれば投票することができます。
    しかし、これは施行後に参議院選挙が公示された場合です。

    はっ??って感じですよね。公職選挙法では参議院選挙は任期が満了する前の30日以内に行うと決められています。
    参議院の任期満了は平成28年7月25日なので、30日以内の投票日は6月26日、7月3日、7月10日、7月17日、7月24日の5日です。

    じゃーどの投票日でも6月19日以降だからどれでも問題はないじゃねーか!!という感じですが、もう一つ。

    それは、「選挙の公示日が参議院選挙で投票日の17日前まで」と定められているということです。

    例えば投票日が7月10日であれば、7月10日までに18歳になっていればいいわけです。

    だから高校生でも誕生日によって投票ができたり、できなかったりします。

    でも、投票日が「6月26日」や「7月3日」になることもありえます。この2日のどちらかが投票日になれば、選挙の公示日が6月9日や6月16日になり、まさかの18歳投票権の施行前になってしまいます。施行日前に告示されると、効力はないのでいくら投票日に(6月18日以降に)18歳になっていたとしても投票できないんです!!

    でもまー、現時点で来年の参議院選挙の投票日の最有力日は7月10日なので何も問題はないんですけどね。

     

    早く決めてくれ!というのが選挙管理委員会の正直な気持ちでしょうか。

    いずれにせよ、来年の投票日までに18歳になる方は「初めての選挙だ!」という気持ちでいることがベストですし、日本の未来、自分の未来を考える機会ですので心構えをしていてください。

     

    うさみの出前