BLOG

  • 管内視察。老人憩いの家というネーミングセンス

    2015.10.27

    久しぶりの更新になってしまいました。

    今日は厚生委員会として管内視察をしてきました。場所は、秋田市内3ヶ所にある『老人憩いの家』と、建替えが予定されている市立病院です。

    まず、老人憩いの家というネーミングにそもそも反対なのですが、老人憩いの家は今から約40年くらい前に八橋、飯島、大森山に建てられました。めちゃくちゃザックリ言うと、60歳以上の人だけが利用できる大浴場付きの公民館的な感じです。

    で、この建物がそろそろ老朽化してきているので、耐震補強をしたり、ボイラーの修繕をしたり、建替えをして存続させていくのか、それとも、取り壊しや廃止をしていくのかという問題に直面しています。

    その参考にする為に現地を見て判断をしようと委員会として視察をしてきたわけです。

    一個人としては、地域の方々や必要としている方の為には是非とも残して欲しいとは思うのですが、一政治家としては果たして本当に必要なものなのかと疑問を持たざるをえません。

    理由は建設当初の目的と今の社会環境は全く違うという事と、これらの建物の果たすべき役割は終えたと思うからです。

    例えば、昔であれば家庭にお風呂が無かったという家も多かったと思います。しかし、今はほとんどの家にお風呂もあります。また、昔は集会所も少なかったですが、今は公民館、コミセン、児童館などほとんどの地域にあります。

    それを考えると、これからもお金をかけて存続させていくべきなのかは疑問に思います。

    しかし、これを大きい声で『廃止します!』とはなかなか言えないのが政治家の悲しい所です。

    なぜなら、これらを廃止すると言った瞬間に利用者からは強い反発がくるからです。しかも利用者の多くは必ず投票にも行く世代なので、これでもしかすると自分が政治家でいられなくなる可能性すらあるかもしれないからです。(ちょっと勘ぐりすぎかもしれませんが。)

    でも、僕はこの分の予算を他の分野で使っていくべきだと思うので、地域の方に理解されなくてもしっかりと説明をし、廃止でも納得してもらえるように取り組んでいきたいと思います。

     

     

     

    image