こんにちは。秋田市議会議員の宇佐見康人です。
1月18日付けていただいていました、イージスアショアに関する公開アンケートへ回答をしました。回答になっているかどうかは分かりませんが、現状の気持ちを率直に提出しましたのでこちらでも公開いたします。
ちなみにアンケートの内容は下記リンクからご覧ください。
平成31年2月7日
新屋勝平地区振興会
会長 佐々木正志 様
秋田市議会議員
宇佐見 康人
1月18日付、公開質問状について
初春の候、ご健勝のこととお慶び申し上げます。さて、表記の県について別紙により一議員として回答申し上げますので、
ご査収くださいますようお願いいたします。
別紙1
請願は、地方自治法で定められたところであり、議会ではその請願の内容を審査し、採択、不採択、継続審査、趣旨採択、一部採択、取り下げ等を決議します。
前の議会会期中の同請願の決議内容はご存知のように継続審査となりました。これは議会が(私も継続審査に賛成しました)判断し決議したものであり、この決議に対して請願者自身が納得しかねるとの理由で、議員個人に今回のように公開質問状を送付するのは異例のことであると感じております。
間接民主主義制の我が国において、このようなことが認められるのであれば何のための議決だったのか一政治家として疑問に思います。また、このようなことが他の事案でも続けば、議会そのものが不要となるのではないかと危惧しております。
また、1月20日付のさきがけ新聞朝刊でも本公開質問状の記事が《市議全員に公開質問状「地上イージス。適地か否か」》というタイトルのもと掲載されておりましたが、先の請願は《議会として配備の撤回を議決して欲しい》というのが願意であり、議員個々の賛否を明確にすることを求めているものではないというのは明確です。請願が継続審査となったことと、賛成反対を明確にするよう求めるのは別問題なのではないでしょうか。アンケート内容では先の請願が継続審査になったことへの見解を問うものだと認識しておりますが、あのように本来の趣旨とは違う伝えられ方がされる可能性があるのであれば、私としましては回答しかねます。
また、昨年末にも別の団体からも公開質問状が届き回答をさせていただきましたが、これらの公表の仕方も必ずしも公平な公開の仕方とは思いませんでした。
私たちの回答に対してどう感じるかはそれぞれ違って当然ですが、回答に受け取り側の主観が入った形で他の方に伝わる余地があるのであれば、私たちは何のために回答をするのか分かりませんし、冷静で客観的な議論からどんどん遠のいていくのではないかと思います。
以上の理由により、回答は差し控えたいと考ておりますが、客観的な情報が伝わるように私のホームページ上にて、回答含め考え方を掲載させていただくことといたします。
ご理解のほど宜しくお願いします。
ここからは、アンケートの内容に対する私の個人的な考えです。振興会様には送付していませんので、こちらで回答します。
1.迎撃ミサイルシステム導入の要・不要は別として、配備するにあたって陸上自衛隊新屋演習場が適地と考えますか。
→国の防衛施設の一つであり要・不要を別として判断することはできません。調査結果を待ち適地かどうかを判断すべきだと考えます。
2.継続審査の理由として、地質・測量調査の最中であり、判断するには情報が不足していることが上げられていました。しかし、国の調査結果が出るのは来年度です。これでは2月議会でも、継続審査となる恐れがあります。このことをどうお考えですか。
→仮に次回も継続審査になったとしてもそれは議会の判断であり尊重されるべきだと考えます。また、総務委員会でも本請願の取り扱いについて議論されますので、そちらでの議論の内容も参考に判断しようと考えています。いずれにせよ、まずは調査結果を待つ必要性はあると考えています。
3.継続審査とは議会閉会中でも審議を続行することを意味しますが、あなたはどのようなテーマで閉会中審査をすべきとお考えですか。
→請願として提出されている以上は、その願意が妥当かどうかを審議すべきだと思います。それ以下でもそれ以上でもありません。
4.あらたな情報が得られないまま推移した場合、あなたは次の議会でこの請願の採択・不採択を明確にすべきとお考えですか。
→仮定の話はすることはできません。調査結果を待つと判断した以上はまずはその結果を待つというのが前提であると思います。
5.イージス・アショアの新屋配備について、持論がございましたら自由意見としてご記入ください。