全国の自治体で地方版総合戦略やいろいろな子ども施策が策定されています。秋田市でも総合戦略や人口ビジョン、子ども・子育て施策の計画が策定されていますが、一番肝心な「子どもの声が反映されていない」と感じることが多いです。
何都市かの総合戦略を読みましたが、秋田市だけではなく、多くの自治体が子どもの目線を失ったまま、2060年や、2040年の計画を策定していることが残念でなりません。
11月議会でも「子どもの意見を聞く場を!!」と訴えましたが、理解してもらえたかどうかは疑問なので今後も提案を続けていかなければいけないなと思います。
秋田市が人口減少に歯止めをかける(秋田市に限りませんが)ためには若者人口流出をストップさせる必要があります。特に18歳の第一の流出と、22歳の第二の流出を止めなければいけないのですが、その世代がなぜ秋田市を離れ、なぜ秋田市に帰ってこないのかを真剣に聞く必要があるのではないでしょうか。
18歳は大学進学により県外に行くことが多いですが、帰ってこれる環境づくりを進めるためにも「子どもの意見を聞く場」がなければ、残念ながら子どもたちには伝わらずに終わる危険性があります。
大人が中心となって作成する計画ではなく、子供も巻き込んだ計画の策定をする事で、子どもたちも直接未来を感じる事ができるのではないでしょうか。
人口規模は全然違いますが、宮城県丸森町では「子ども創生会議」を開催し、子どもたちの意見を地域総合戦略に反映させているそうです。秋田市にもこの子どもの視点が絶対に必要です。
若年の地元の定着を目指すためには、大人とは違った若い人の声や目線ももっと聴く場を設けてほしいなと思う今日この頃です。