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  • 知事選は国政の代理戦争なのか?

    こんばんは。秋田県議会議員の宇佐見康人です。
    今日は一日一般質問に向けて原稿を作成していました。議会の会派控え室で作業をしていたのですが、昨日今日と同期の住谷達先生もずっと一緒でした。どちらも市議会議員を経験していたとは言え(私は秋田市議会議員、住谷先生は湯沢市議会議員)、県議会の仕組みにはまだ馴染めずに悪戦苦闘しております。。。
    ちなみに、秋田市議会の時は質問の要旨のみを通告し、その後に趣旨や考えを当局側に伝えるのが慣例でした。ですので、通告を終えて当局とある程度やりとりをしてから原稿に取り掛かっても十分間に合ったのですが、県議会の場合通告と一緒に原稿も提出するのが慣例となっています。その間、多くの職員さんが動いて調査や事実確認、時系列の確認などに汗をかいてくれます。
    市議会の時もzそうでしたが、当局側とのいわゆる「すり合わせ」に対して疑問を持っていられる方から何度かご意見をもらったことがありますが、私はこのすり合わせは必要なことだと思っています。その場だけでやりとりをしても、自分が聞きたいことと答えが噛み合わなかったりすることが多々あるからです。
    ですが、委員会や総括審査はガチンコでやらなければいけないです。どんな答えが返ってくるのか、どんな答えを引き出すべきなのかを考え質問の構成を練るわけですが、こちらは本当に議員としての技量が問われると思っています。
    先輩たちのやりとりを見ているととても勉強になります。私も、毎定例会で一般質問や総括審査を経験させてもらっていますが、議員として、そして政治家として貴重な経験をさせてもらっていると実感しています。

    さて、今日は高知県知事選挙の結果が出ました。結果は、自民党と公明党が推薦した候補者が当選をしました。
    選挙前も選挙中も野党の選挙応援に駆けつけた政治家の皆様はこぞって「安倍政権を倒す」「不信任を突きつけるための戦い」ということを知事選の御柱にしていましたが、私には全く理解できません。
    地方自治を司る候補者の戦いに国政を持ち出し、しかも現政権の打倒を目指すための代理戦争であるかのような戦いを、仮に秋田でされても正直困惑します。一候補者として。
    今回は与党側が推薦した候補者が勝利しましたが、野党の言い分をそのまま使えば安倍政権が信任されたということになります。しかし、おそらく野党のみなさんはそれを認めることはないと思います。このようなダブルスタンダード的な姿勢も疑問を懐かざるを得ません。
    18歳選挙権となりもう3年以上が経過しますが、まだまだ若者政治参加が進んでいるとは言えません。むしろ、若者の政治離れが進んでいます。
    秋田県知事選、そして秋田市長選も一年半後に迫っています。今秋田県ではイージス・アショアの配備をめぐる課題がありますが、高知県知事選のように国政の代理戦争のような戦とせずに、若い人たちもしっかりと関心を持ち期待できる選挙戦にしていかなければいけないなと、改めて思います。