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  • 政務活動費のあり方について考える

    こんにちは。秋田市議会議員の宇佐見康人です。
    現在秋田市議会では、各会派の経理担当者を中心に「政務活動費のあり方」について検討がなされています。私が秋田市議会議員になる前から議会では厳格な基準により政務活動費が活用されてきましたが、昨今の全国での諸問題を受け昨年度から検討会を繰り返してきました。
    同検討会での決定事項としては、政務活動費の領収書などもネット公開をする方向性で進めるとの報告をすることになりました。
    私の選挙前の公約でも、政務活動費も公金であり議員が現金を直接扱う事は好ましくはないとの考えから、事務局で管理するのがベストだと考えていますが、今後の検討会での話し合いでも意見していきたいと思います。ちなみに、湯沢市議会では政務活動費は後払いとするそうです。
    また、全国では削減の流れにいってますが、大切な事は額を削減するのではなく政務活動費が市民にしっかりと還元されているかどうかという視点の方が重要だと思います。
    例えば、会派での先進地調査を行った際にそれを市政にどう活かすのかという視点や、研修会に参加した時の報告書(所感)はどのような形で伝えればいいのかなど議会全体で考えていかなければいけないことだと思います。(私たちの会派では視察毎に会派全体で報告会を開催しています。)

    どんなに穴だらけの制度でも、それを運用する私たちの意識次第で問題は未然に防ぐ事ができます。
    裏を返せば、どんなに素晴らしい基準、制度が出来たとしても抜け道を探そうと思えば探す事ができます。我々議員一人一人が高い意識を持ち運用していく事が何よりも重要なのでしょう。