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  • 選挙で出来ることと、出来ないこと。

    こんばんは。秋田市議会議員の宇佐見康人です。
    連日衆議院選挙の報道がなされ、各陣営は今か今かと気勢を上げていることと思います。
    選挙が始まる前に超重要な「選挙前と選挙中にできることできないこと」をざっくりご紹介します。

    まず初歩中の初歩ですが意外と知られていないことを。
    特定の候補者への投票を依頼する行為は選挙期間しか出来ません。ですので選挙が始まる前に「野村克也に一票をお願いします!」とは言えません。
    その代わり「私は野村克也を応援しています!!」はセーフです。
    選挙がスタートすると堂々と野村克也に一票を!とお願いできるわけですが、こんな実情と合っていない運用なんかとっとと無くしてしまえばいいのにと思うのは私だけでしょうか。

    また、選挙期間前に固有名詞の入ったタスキをかけて街頭に立つことも禁止です。最近では「本人」というタスキをかけている人が多いですがこれも意外と知られていないことです。
    ちなみに、一部の政党は選挙に関係なく街宣車から名前の連呼をしたりタスキをかけたりしていますが、あれは違反です。
    憲法は頑なに守らなければいけないと主張し、民主主義が崩されてしまう!と危機感を煽っている人たちもこのルールを守っていない人が見受けられますが、民主主義により自ら決めたルールを守らないというのは少し理解できません。

    選挙期間になると選挙カーが走ります。煩いくらい、そしてしつこいくらい名前の連呼をしかしないわけですが、これは車上では連呼行為しか許されていない(演説などは出来ない)ので名前の連呼をしているわけです。
    私が選挙に出た際にも若い人から「煩いから止めてくれ!」と言われましたが、選挙制度自体を変えなければいけないので私が止めたとしても、続けられます。
    一番の近道は、同じような思いの人をたくさん集め、政治家側が折れるまで要望活動を続けるか、自分自身が選挙に出て変えていくしかないと思います。

    ちなみに、高齢の方はこの名前の連呼で候補者を判別しすぐさま外に飛び出すことを楽しみにしている人も多いです。
    私はなるべく連呼はせずに街頭演説を多用し戦いましたが、後日「うちの地域には来なかった」と言われ怒られました。確実に投票に行く人から言われるとジャブのように効いてきますので、おそらくしばらくはなくならないと思います。

    何かおかしいと思ったら立ち上がる勇気と行動力を持ってほしいと思います。若いんだし。