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  • GSOMIA延長決定〜勝ったのはどこなのか〜

    こんばんは。秋田県議会議員の宇佐見康人です。
    12月5日の一般質問に向けて原稿を書いているのですが、なかなかまとまり切りません。
    昨日もブログで書きましたが、まずはイージス・アショアの配備については菅官房長官の発言や河野防衛大臣の発言などもあり、自分自身の考えを今一度見直し、構成から練り直しています。とは言え、知事の考え、当局としての考えを聞く場ですので、細かいことではなく「県としての対極的なこと」を改めて問いたいと思います。
    その他には、虐待問題、いじめ問題、不登校問題、子どもの意見表明の場に関することなど「子どもの権利」に関することを中心に県の姿勢を問わせていただきます。
    職員の方も休日出勤していそうなので、しっかりとまとめて提出しなければ。。。汗

    さて、昨日の報道でもあった通り韓国政権は日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の失効直前で、韓国側より「終了通告の効力停止」というトリッキーな決定がなされ、信頼関係の完全崩壊は免れた形となりました。水面下で何があったか私には分かりませんが、おそらくアメリカからの強い圧力があったのかなと思っています。
    ギリギリのところで姿勢が変わったわけですが、経済問題と輸出管理問題と防衛問題と自国のイデオロギーを外交交渉に持ち込む国との協議、交渉は先行きが不透明で、何が起きるか全く分かりませんね。

    今回万が一失効していれば、喜ぶのは中国、北朝鮮、一部ロシアくらいのもので、日本、韓国、アメリカには何のメリットもありませんでした。

    一部報道や、一部政治家からは、日本が勝ったとか、韓国が大人の対応をしたとか、どっちが勝者でどちらが敗者か見たいな論調があります。今回のこのGSOMIAに関しては、日本は元々違う土俵で戦っていたと思うので、そもそも勝ち負けの問題ではなのかなと思いますし、そもそも外交交渉で不用意に相手を煽ったり、我が国の姿勢を避難することは不必要なはずなのですが、メディアも一部の政治家も冷静さを欠いているのかなと残念に思います。

    今後は、徴用工(個人的には募集工だと思っています)や、ホワイト国除外、輸出管理の問題、歴史認識の対立、様々な補償など両国の主張が食い違う問題を、それぞれ別々に協議、話し合いを重ねていく冷静さを持って進んで欲しいです。
    戦後70年以上が経ち、私たちの世代は「いつまで戦後やねん。」と思っている人が大半です。次の世代に禍根を残さぬよう、我が国は謝りすぎないように、そして韓国は「事実を基に」話し合い、未来志向の解決に向けて歩み寄っていただきたいと願っています。

    さ、一般質問の原稿作りを頑張ります。