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  • 安倍総理が命を削ったという表現が私には理解できません。

    2018.08.09

    こんにちは。秋田市議会議員の宇佐見康人です。
    一昨日から西宮市に住んでいる姉方の小学一年生の姪っ子が一人で秋田まで遊びに来ました。小学生の一人旅は不安がいっぱいでしょうけど秋田の夏を少しでも楽しんでくれればなと思います。昨日は少しだけ私の娘と遊んでくれましたが、娘は一年生に対してお姉さんぶっていました。子供同士が遊んでいる姿を見ると何か幸せな気持ちになりますが、最近はそのような光景もずいぶんと少なくなってきているように思います。
    私が小さい時には小学生のお兄さんお姉さんと幼稚園くらいの子供たちが一緒に外で遊んだりしていましたが、時代が流れ外で遊ぶ子も減り、様々な年代で遊ぶ子も減り少し寂しい気持ちになった瞬間でもあります。
    さて、先日俳優の津川雅彦さんがお亡くなりになりました。昨日は翁長沖縄県知事がお亡くなりになりました。どちらも、日本の未来のために、そして地域の未来のために自分の命をかけて活動された方だと思っています。改めてご冥福をお祈りいたします。
    津川さんは、拉致問題の解決と日本国内での世論喚起のために俳優として政治色がついてしまうことを恐れずに活動をされていました。迂闊に政治的な発言をすると仕事を失くしてしまうような世知辛い世の中ですが、自分の信念を貫き通した素晴らしい方だと思います。津川さんの意志を引き継ぎ私たちも拉致問題解決のために微力ではありますが頑張っていこうと思います。
    また、翁長沖縄県知事は私とは主義主張は違えど地域のために自分の命を賭けて政治に向き合った方だと思います。特に、沖縄にこれ以上基地はいらないと政府と正面から戦った姿は一地方議員として勉強になる姿勢だと思っています。
    国を守るために防衛の負担は一定程度全ての地域が担うべきだと思いますし、私もこれ以上沖縄に頼りすぎる日本の防衛に対しては疑問を持っている一人です。そういった意味では、翁長知事が問題提起した日本の防衛のあり方、特に一地域に過度な負担を強いるやり方は今後変えていかなければいけないことだと思います。
    秋田市のイージスアショアもそうですが、我が国が国民の生命と財産をどのように守っていくのか、今までのように沖縄に負担を求めていくのかなど様々な面から議論をしていかなければいけません。
    広島への原爆、ソ連の対日宣戦布告、長崎への原爆、本土最後の空襲に見舞われた土崎、そして玉音放送による終戦・・・8月は我々日本人が平和について考えなければいけない月でもあると思います。
    右、左に関わらずに平和とは何か、どのように平和を守っていくのかなども考えていけるきっかけになればと思います。

    さて、余談がかなり長くなってしまいましたが津川氏の訃報と翁長知事の訃報の時期が重なったわけですが、ツイッターやヤフーのコメント欄には同じ日本人としてとても恥ずかしい記載が目立ちました。
    津川氏へは、安倍首相のお友達がなくなったということを揶揄する表現や右翼がいなくなったという表現が散見されました。翁長知事へは日本のために良かったとか左翼がいなくなったという表現が散見されました。
    とても悲しいことです。自分と主義主張が違う方の死を労われない方がいて残念で仕方ありません。
    また、翁長知事の訃報を受け一部の人は「安倍首相が命を削った」とか「安倍さんが殺した」という私にはとうてい理解できないようなコメントを書く人までいて驚きを隠せません。翁長知事の訃報を受け翁長知事が望まないような追悼をしていると思えてなりません。
    自分と考えが違う人の考えは受け入れないでは話し合いにすらなりません。また、自分の考えを100%相手に実現してもらうでは交渉は必要ありません。
    どこかで折り合いをつけ前に進んでいく努力が必要なのではないでしょうか。