BLOG

  • 事実と感情は分けて議論をすべき。

    2017.12.10

    こんにちは。秋田市議会議員の宇佐見康人です。

    写真は私が生まれた年の運営委員会(今の議会運営委員会)の議事録のコピーです。
    今から33年前に秋田市議会では「非核平和都市宣言に関する決議」が採択されたのですが、採択までの経緯を知りたく議事録を保管庫から探し出してもらいました。

    そして今、秋田市にイージス・アショアの配備を検討している旨の報道がなされていますが、同配備に関して市民団体より配備の反対決議を求める請願が出されています。
    同請願の文中にイージス・アショアを配備することは「非核平和都市宣言に関する決議に背意することになる」とありました。

    その一文が気になって気になってとても仕方ないんです。

    矢部宏治さんの本を読んでから、なるべく感情に流されずにポジショントークはやめ自分で悩み考える事を特に意識してますが、同決議の内容からも、決議に至る経緯からも、イージス・アショアの配備をする事が議会決議に背意していると読み取る事が出来ないんです。
    少しミスリードを狙っているとも思えてしまいます。

    秋田市に無いに越した事はないです。
    でも男鹿市なら良いのか。
    新潟なら良いのか。
    防衛は全部沖縄に任せてればいいのか。
    仮に日本が戦争状態に突入した時に秋田市だけ平和でい続けることは可能なのか。
    守りを固めずに話し合いでの解決は可能なのか。
    なども一緒に考えていかなければいけないことだと思います。

    同時に、日米合同委員会の存在や砂川判決の存在なんかも一緒に考えていかなければいけません。

    日本に戦争をしたいと思っている人はいないと信じていますが、万が一の時にどうやって国を守るのかも私たちは考えていかなければいけません。

    という事で、同業者の方には是非ともこの本を読んで頂きたいです。